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親ががんにかかったら

2011/5/10

【発覚&手術編】第6回

周囲への告知とマンパワー確保

はにわきみこ

 それを聞いて、私は、ご近所にも当然、報告しているものだと早合点していたのです。

 向かいに住む同級生Yちゃんのお父さんは大腸がん、お母さんは胃がんを経験しています。私が子どもの頃から仲良くしているので、きっと、病院選びや、退院後の食事について相談しているのだろうと思い込んでいました。

 そこで帰省していたYちゃんにばったり会ったとき、「父が食道がんになってね。病院に付き添うために、私も頻繁に実家に来ているの」と話してしまいました。そのニュースはたちまちご近所を駆け巡り、母のもとには、協力を申し出る訪問、電話が相次ぎました。そして私は、母にこっぴどく怒られたのでした。

 がんという病気になったこと。それを誰に伝えたいのか、秘密にしたいのか。患者の希望をきちんと確かめておき、情報漏洩しないことが必要だ、と反省した次第です。

面会、送迎のマンパワーが必要

 父は、車で30分の距離にある、国立のがん専門病院で治療を受けることになりました。

 父と私は車の運転ができますが、母と妹はできません。もちろん、病院へは電車とバスを乗り継いで行くこともできますが、ドアツードアで約1時間かかります。治療前、検査のために病院に行くときは父もまだ体力があるでしょう。しかし、抗がん剤の治療が始まれば、自分で運転することも、電車とバスを乗り継いで通うことも、つらいものになるでしょう。

 また、入院中、毎日面会に出掛ける母の体調も心配でした。普段通りに家事をして、さらに、片道1時間かけて病院へ。母も、4年前に乳がんの治療を受けています。あまり疲れると体調を崩すのではないか、と気が気ではありません。

 そこで、私は時間をやりくりして、実家に泊まって運転手を務めることにしました。車で病院を往復すれば時間も体力も節約できるし、途中で気軽に買い物もできます。夕方は日帰り温泉へと出掛けるのにも役立ちました。このように、運転手を務める私は、高齢の父母にとってはありがたい存在だったようです。

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