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親ががんにかかったら

2011/4/5

【発覚&手術編】第2回

子世代の強み生かして情報収集

はにわきみこ

 また、クリックに次ぐクリックで、時間を浪費する可能性も大。情報量は膨大なので、必要な文章やそのページのURLのみコピーしてテキストデータとして保存したり、必要な部分だけ紙に印刷する、といった工夫が必要になります。

《参考にしたウェブサイト》
・独立行政法人 国立がん研究センターがん対策情報センター 「がん情報サービス」
http://ganjoho.jp/
・がん、乳がん 子宮がん 闘病記を、読む、書く、共有できる「ライフパレット」
http://lifepalette.jp/

この時期避けるべきは感動死別物語
 がんに関する資料を探しに行ったはずなのに、書店でふと手に取ってしまう「感動死別物語」の類。これは陥りやすい穴なので気を付けたいものです。「勉強になるかも?」とか「心の準備をするのにいいかも?」と思うけれど、実際は逆効果だと思います。

 私自身は、その手の映画、漫画に触れることで「お父さん、もうダメかもしれない」という気持ちになってしまいました。「生きていれば誰でもいつかは死ぬ。最後には別れの時が来る」――確かにそれは事実です。だけど、一足飛びにその別れのシーンを疑似体験することは、今現在必要な「やる気」に水を差してしまいます。初期で発見されたがんだから治療法はいくつもある。それなのに、それをすっ飛ばして、一気に最後のシーンを想像してしまうのです。

 自分が離婚して落ち込んでいる時に知ったのですが、人は、自分が本当につらいとき、つらいテーマの作品を鑑賞できるほど強くはありません。人ごとだと思うから、作ってある話だと知っているから、そのつらさから距離を置いて味わうことができるのです。

 今まさに、親が病気を得ている時は、この手の作品には近付かない方が、自分のためではないでしょうか。取り越し苦労と、悲しみの先取りで精神が消耗すると、正しい判断の妨げになる恐れがあります。セレクトには十分気を付けてくださいね。

はにわきみこさんの著書『親ががんだとわかったら ― 家族目線のがん治療体験記』(発行:文藝春秋 価格:本体1238円+税)は、がんナビの「書籍紹介」で掲載しています。「書籍紹介」はこちらです。

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