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親ががんにかかったら

2011/3/29

【発覚&手術編】第1回

がん発覚!ショックは乗り越えられるもの

はにわきみこ

別居でもできる「励まし電話」
 とはいえ、父との会話は「実際的な話題」であれば可能です。精神的な励ましは無理でも、「必要なことへのサポートは任せて」ということなら言えます。

 そこで私が父に伝えたのは3つ。

「この病気はどんなものか、どういう治療法があるのかを調べて連絡するね」
「病院選びの情報を集めて検討するね」
「病院にいく日は仕事を休んで付き添うからね」

 さらに、自分の開腹手術の経験から、アドバイスをしました。「治療が始まるまでは、今まで通りの生活をして大丈夫。できればタバコやお酒は避けた方がいいけれど。特に、軽い運動や仕事は筋力増強に有効。手術の後は体が弱るから、今のうちに筋肉を減らさない工夫が大切」ということ。

 母も相当ショックを受けているのは電話からでも感じ取れましたが、患者本人がいる前でその心情をぶちまけることはできません。母との会話は別のタイミングに棚上げして「とにかく、私と妹が付いているから安心して!」と伝えるにとどめました。

 たとえ離れて暮らしていても、電話ならばできます。「今すぐ仕事を辞めて実家に帰らなくてはいけない?」と慌てるのは、この時点ではまだ早いのです。確定診断が下されないと、治療方針も決まりません。子供たちの同席が最も必要なのは、検査が終わって担当医から治療方針が発表になるときです。

 何はともあれ、深呼吸。心を落ち着けて、これから何をするべきなのか、リストを作ることから始めましょう。
 

はにわきみこさんの著書「親ががんだとわかったら ― 家族目線のがん治療体験記」(発行:文藝春秋 価格:本体1238円+税)は、がんナビの「書籍紹介」で掲載しています。「書籍紹介」はこちらです。

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