このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

新着一覧へ

親ががんにかかったら

2011/3/29

【発覚&手術編】第1回

がん発覚!ショックは乗り越えられるもの

はにわきみこ

 これからは、国民の2人に1人はなる病気、と言われている「がん」。

 とはいえ、実際に身内ががんだと告知されたら、平静ではいられません。「がん」という病気を得たことは、人生における一大事なのです。私の場合は、母が乳がん、父が食道がんになりました(2011年3月現在、どちらも元気です)。

 「親ががんだと分かったら、子はいったい何をしたらいいのだろう?」

 不安に感じるのは、これからどんなことが起こるのか、私は何をすればよいのかが予測できないから。だったら、私の体験を文字にしたら、同じ状況に置かれた人に役立つのではないか、と考えました。これからわが家の「父の食道がん、発覚から手術まで」の経緯を連載していきます。よろしくお付き合いください。

(イラストをクリックすると拡大します)

 最初に、わが家の家族構成をご説明します。1936年生まれの父、1943年生まれの母は千葉県の我孫子市に住んでいます。そして東京で1人暮らしをしている妹(1969年生まれ)、埼玉県の山間部で彼と2人暮らしの私の4人家族です(イラスト参照)。

今は、本人にズバリ告知する時代
 さて、一昔前は、患者本人は自分ががんであることを知らされないケースが多かったのではないでしょうか。ドラマや小説でもそう描かれてきました。でも今は、精密検査の結果が出た段階で「がんが疑われます」と言われることが多いようです。

 父の場合は、喉がつまる自覚症状があり、ホームドクターのクリニックで上部内視鏡(通称=胃カメラ)検査を受けました。そのときの医師の言葉はこんな風でした。

 「食道の途中に“できもの”があります。組織を少し取って検査に回しますね。1週間ほどで結果が出ますから、結果を聞きに来てください」

 1週間後、クリニックから結果が出たという電話があり、「ご家族も一緒に来てください」とのこと。母が一緒に受診し、診察室に同席したのですが、いきなり「食道の途中にできた悪性腫瘍、がんです。手術が有効な初期のステージですから、専門病院に紹介状を書きます」とズバリ告知されました。

 私が父の食道がんを知ったのは、この直後、母からの電話を受けたときです。胃カメラを飲んだ話は聞いていたのですが、まさか、がんとは思いも寄りませんでした。父に電話を代わってもらうと、案外、元気な声を出しています。「これから世話になるかもしれない。よろしくな」という言葉には、胸が詰まりましたが…。

この記事を友達に伝える印刷用ページ