在宅で中心静脈栄養法(IVH)を始める場合、初心者にとって複雑な手技をいかに分かりやすく説明できるかが導入の成否のカギとなる。ここでは、在宅でIVHを始める患者とその家族に対し、入院中に看護師がIVHの操作方法と注意点について指導する様子を紹介し、ポイントを解説する。
在宅IVHの指導を始める前には、患者の全身状態が安定し、患者と家族がともに在宅IVHの受け入れができていることを確認します。指導の対象者は、患者および患者を主としてサポートするキーパーソンが望ましいです。
動画1 在宅IVHの準備
動画2 輸液のミキシング
ルートの操作については、まずクレンメやフィルターなど各部位の名称を覚えてもらいます。看護師が説明しながら初めに操作の手本を見せ、家族(指導の対象者)に実際に行ってもらいます。指導の際は、清潔・不潔の概念をしっかりと理解してもらうよう、注意を払う必要があります。
動画3 ルート各部の確認