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2010/3/30

これからのこと

 あなたの願った通りになることもあります。あなたの願い通りにならないこともあります。

Chrinsineが彼女の経験を話してくれました:

『私の弟が寛解になってから2年たちました。最初のころは色々と大変だったけど、しばらくしたら、少しは落ち着いてきて以前の生活に戻ってきたわ。Robががんになったおかげで、私たちはもっと強く結びつくことができたと思うの。私はRobや妹だけでなく、今では兄ともうまく付き合えるようになったわ。ママとパパとも、もっと分かり合えるようになったの。Robが病気の間に、私たち家族みんなが成長したのだと思うわ』--Christine,15歳

Samはどうしても言っておきたいことがあるといいます:

『ある日の朝、弟が自分のミニカーで遊んでいるのを見ていたとき、とっても哀しいことがあったんだ。弟はミニカーがとても好きなんだけど、その日、弟は僕を見上げて「僕が死んだら、この車、全部兄ちゃんにあげるね」と言ったんだ。それからまた、弟は何もなかったみたいに遊び続けていた。僕は胸に熱いものがこみ上げてきた。……なんて強い弟なんだろう。まだこんなに小さいのに……』--Sam,14歳

 将来待ち受けているものが何かはっきりしないときは平静でいられないものです。
 きょうだいは生き続けられるだろうか?がんが再発しないだろうか?このままの生活がずっと続けられるのか?また笑える日がくるんだろうか?また友だちと楽しく遊べるんだろうか?――などと、あなたは考えているかもしれません。

だれも将来のことは分かりませんが、あなたの生活をほんの少し楽にしてくれる手段があります:

・家族の一員として話し合いに参加し、協力し合う。

がんの体験を通して今まで以上にお互いの絆(きずな)が強まり、感謝し合えるようになったことが分かるでしょう。

・自分自身の心の声に耳を傾ける。

あなたがどういう気持ちでいるべきか、他の人がとやかく言うのに耳を貸す必要はありません。自分自身のペースと方法で対処しましょう。

・一人の人間として成長過程であることを忘れない。

きょうだいががんになると他の人の心が分かるようになり、責任感が高まり、そして強くなると多くのティーンが言っています。

・あなたは一人ではないことを忘れない。

今はこれまでで一番孤独を感じる時期かもしれません。でも、あなたは一人ではありません。家族や友だち、サポートグループ、近所の人、そしてカウンセラーなどが、大変なとき手を貸してくれ、あなたの言葉に耳を傾け、そしてあなたによいアドバイスをしてくれるでしょう。みんなの協力を受け入れましょう; あなたはそれだけみんなにとって大切な人なのです。

・毎日に感謝する。

きょうだいががんになることで周りの世界がよりはっきり見えてきたというティーンもたくさんいます。やがて、今まで見逃していたささいなことにも感謝できるようになるでしょう。

 最近になって、小さなことでもあなたにとっては大きな意味があることに気がついたことがあると思います。どんなにささいなことでもかまいません。ちょっと時間をとってそんな思いを書き記してみましょう:

 残念ながら、どんな冊子も、どのような人も、あなたにすべての解決方法を教えることはできません。がんは容易に乗り越えられるものではなく、あなたの生活が以前と全く同じになることはないかもしれません。でも、あなたはそれを乗り越えることができるでしょう。なぜなら、あなたは強いからです。そしていつもはそう思っていなくても、あなたにはその能力があるからです。

(監修:東京大学大学院家族看護学分野 上別府 圭子)

"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals,and no such endorsement should be inferred."

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