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2009/12/8

親の気持ち

 『ママは抗がん剤のあと髪の毛が全部抜けてしまいました。ママは帽子をかぶり始めました。みんなじろじろ私たちを見るので、恥ずかしくて嫌になりました。ある日、ママは私がどう思っているか聞いてきました。私が思っていたことを話すと、ママは、「私だって頭がはげていることを気に入っている訳ではないけれど、今、自分が生きていられることがうれしいのよ」と言いました。私はママがとても強い人だと思いました。それからもう私は他人の目を気にしなくなりました。』--親のがんを経験したMing, 16歳

親の気持ちを知ることができれば、どう手助けをしたらいいか、少なくとも親の考えていることを理解できるようになるでしょう。親も自分と同じように感じていることを知って驚くのではないでしょうか?:

悲しみと抑うつ
がんになると、今までしていたことや友達に会うことが出来なくなったりすることがあります。悲しみや落ち込んだ気分は、なんとなく気が重いという程度の軽いものから、医師の治療が必要な抑うつまでさまざまです。

恐れ
あなたの親は自分自身のみならず家族の人生もがんによってどう変えられてしまうかと恐れていることでしょう。そして、治療そのものに対する恐れや、自分が死んでしまうのではないかと考えておびえていることだってあります。

不安
あなたの親はたくさんのことを心配しています。薬を買いに行く際の支払いにもストレスを感じたり、治療によって外見が変わってしまうかもしれないことを不安に思ったりしていることもあるでしょう。そして、お父さんやお母さんは、あなたがしていることも、とても気にしています。こういったさまざまなことで親は心を乱しているのです。

怒り
がんの治療を受けることや、その副作用はつらい経験です。恐怖とかイライラのように表現しにくい感情が怒りとして表に出ることもあります。親が怒っているのは病気に対してであって、決してあなたに対して怒っているのではありません。

孤独
がんになると孤独感や、疎外感を感じやすくなります。今まで楽しんでいたことに参加できなくなったり、友達が、大変な時期だと思って見舞いに来なくなったりすることもあります。そして誰も自分のことを理解してくれないような気持ちになるかもしれません。

希望
あなたの親が希望を持つことができる理由はたくさんあります。何百万人ものがんになった人たちはちゃんと今日を生きています。みんな治療中であっても生き生きと生活しています。あなたの親ががんを経験し治っていく可能性は、以前よりずっと高くなってきているのです。

以上はすべてがんに向き合っている人たちにはよくある感情です。

(監修:東京大学大学院家族看護学分野 上別府 圭子)

"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."

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