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2009/12/1

がんについて知ろう

 『お父さんががんだということを聞いたとき、すごく怖くなった。がんはとにかく恐ろしい病気だとしかそれまで聞いたことがなかったから。それから僕は「自分はがんのことを本当に分かっているのか」と考えてみたけど、自分はよく知らないことに気がついた。それで本を読み、インターネットでいっぱい調べたんだ。僕がインターネットで調べたことの一部は、お父さんのがんには当てはまらないってお父さんは言ったけど。がんは今でも怖いけど、たくさんの人たちが治っていることも分かったし、そんなに心配していない。』--親のがんを経験したAbdul, 14歳

覚えておきたいこと:

・あなたがしたことや考えたこと、または言ったことによって親ががんになったわけではありません。
・がんがうつることはありません。
・がんを発見、治療するためのよりよい方法を見つけるため、研究が続けられています。
・がんを経験し治っていく人はたくさんいます。

●がんとは何ですか?

 がんの種類は100以上あることが分かっています。がんは身体を構成する基本パーツである細胞が関係した数多くの病気の一つです。正常な細胞ががん細胞になるとき、どのようなことが生じるかを知ることががんを理解するうえで大切です。

 本来、細胞は、体が必要とするときにのみ、分裂して新しい細胞を作ります。これにより健康な身体が保たれています。しかし、新しい細胞が必要ではない場合にも、細胞が分裂を繰り返すことがあります。この余分な細胞が腫瘍と呼ばれる組織の塊を作ります。腫瘍には良性のものと、悪性のものがあります。

良性腫瘍はがんではありません。 良性腫瘍は切除可能であり、身体の他の部分に広がることはありません。

悪性腫瘍はがんです。 悪性腫瘍の細胞は無秩序・無制限に分裂する異常な細胞です。この細胞は近くの組織を傷つけ、身体の他の臓器へと広がっていきます。身体のある部分から他の場所へがんが広がることを転移といいます。

 がんの大部分はもともと、がん細胞が生じた臓器や細胞の種類の名前が付けられます。例えば肺にできたがんは肺がんです。がんにはかたまり(腫瘍)になるものと、ならないものがあります。例えば白血病は骨髄と血液のがんです。

 ほとんどのがんは原因不明です。特定のがんについてのリスクを高くするものについて研究が続けられています。がんのリスクを高めるものとしては喫煙、日光にあたり過ぎること、不十分な食事、運動不足、ある種の化学物質や有害物質に接触することなどがあります。

●私もがんになるのですか?

 自分もがんになるのではないかと心配する子どももいます。誰も未来のことなど分かりませんが、大部分のがんは親から子へ受け継がれることはありません。もっと詳しく知りたいときは医師に相談してください。

●医師はがんを治せるのですか?

 がんの新しい治療法は年々開発が進み、その結果、たくさんの人のがんの治療がうまくいっています。しかし、数年間がんの再発がないことが確認できない限り、医師は「治癒」という言葉を使わないようにしています。治療後、残っているがんが認められなくなる「寛解」という状態になる場合があります。それでも、がんがまた出てくることがあり、これを「再燃」、または「再発」といいます。あなたの親のがんが治癒するかどうかは多くの要因によるものであり、いかなる冊子でも正確なことを示すことはできません。担当医や看護師に相談して下さい。

もっと知りたい場合は

 あなたのお父さんやお母さんのがんについてもっと知りたい場合は、米国立がん研究所(NCI)のウエブサイト(http://www.cancer.gov/)を参照してください。情報スペシャリストに相談したい場合はNCIのがん情報サービス 1-800-4-CANCER(1-800-422-6237)に電話してください。通話は無料。あなたの話が外部に漏れることはありません。

※編集部注釈:日本ではがん情報サイト(http://cancerinfo.tri-kobe.org/)がNCIの日本語訳を提供しています。また、国立がんセンターがん対策情報センター(http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html)も参考になります。

(監修:東京大学大学院家族看護学分野 上別府 圭子)

"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."

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