このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

2009/10/20

暮らしと生計−その他の法的文書、計画

●その他の法的文書

 事前指示書に含まれないその他の法的文書

・遺言は、患者がどのように自分の財産を相続人に分配するかを指示するものです。

・信託は、患者に代わって金銭を管理する受託者を任命するものです。

・法律委任状(legal power of attorney)は、患者が自分で財務上の判断ができなくなったときのために代行する人を任命するものです。

●その他の計画

 きちんと計画しておけば、大切な人が亡くなった場合の金銭的、法的、そして精神的な負担を軽減できます。多くの人は、こういった話題を持ち出すことがつらいと感じるようですが、今のうちに話し合っておけば、後々の問題を回避しやすくなるでしょう。

 あなた自身が切り出しづらい場合もあるでしょうし、家族はこういう話題に触れないだけかもしれません。どちらの場合でも、医療チームに相談すれば、こういった問題を前もって話し合っておいたほうがいいことを、患者にも家族にもうまく説明してくれるかもしれません。

・保険関係をきちんとしておくこと。もし患者本人が、新たな治療を受けることやホスピスへ行くことを考えているならば、加入している民間の保険会社に相談してみてください。ほとんどの民間保険は、ホスピスや短期の訪問看護や週何日かの在宅介護の支払いをカバーしますが、前もって確かめておくことが大切です。そうすることで、後々の支払いに関するトラブルを避けられます。

※編集部注釈:日本の保険制度は米国とは異なります。公的保険制度である介護保険の対象となるか、また、個人で加入した生命保険や健康保険から支払いが可能かなどを確認しましょう。

・書類を整理しておくこと。大切な友人や家族に、記録や保険証書、資料、説明書などを忘れずに整理しておくように注意してあげましょう。きちんとした手続きができているかどうか、本人が銀行に電話して確認するのもいいでしょう。

・葬儀について話し合っておくこと。盛大な式を望む人たちもいれば、より慎ましい式を好む人たちもいます。大切な人と一緒に、葬儀や告別式の準備をしておけば、要望に沿った、本人らしい葬儀を計画できるでしょう。

●事務手続きを確認するためのチェックリスト

・患者が大切な書類を集めることが身体的に無理ならば、書類の保管場所が分かるようにリストを作ってもらいましょう。

・書類は耐火金庫にしまうか、弁護士に預けましょう。

・患者が重要な書類を貸金庫に保管するなら、信頼できる家族または友人が、その貸金庫を開けることができるようにしておいてもらいましょう。

・正本は法律上の目的のために必要なので、家族にはコピーを渡しておいてもらいましょう。

 後述の「個人事項覚え書きシート」の章を参照してください。家族がどんな書類を必要とするのかについての参考となるでしょう。

(監修:聖隷三方原病院緩和支持治療科 森田 達也)

"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."

この記事を友達に伝える印刷用ページ