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2009/10/13

支援を受ける−助けてくれそうな人は誰ですか

 『私を助けてくれたのは、当てにしていた人たちではなく、思いも寄らない人たちでした。私に、「力になりたいの。何をしたらいいのかしら?」と言ってくれたのです。』--介護経験者のAntoine

 家族や友人だけでなく、近所の人たち、仕事の同僚、所属する教区の人など、あなたや患者が知っている人々やグループの中で、手伝ってくれそうな人を考えてみてください。病院やがんセンターでは、そこで利用できるサービスについての説明が受けられることもありますし、関連機関の連絡先リストがもらえる場合もあります。ソーシャルワーカーも、そういったサポートサービスを紹介してくれます。

●手伝えない人もいます

 他の人から「手助けしない」と言われて、傷ついたり、怒りを感じたりすることがあるかもしれません。特に、当てにしていた人であれば、なおさらでしょう。なぜ助けてくれないのだろうと思うかもしれませんが、それにはいろいろな事情があるのです。よくあるものをいくつか挙げます。

・自分自身の問題を抱えていたり、時間がない。

・がんを恐れている、または以前、がんでつらい経験をしたことがあるため、関わりを持ったり、当時の苦しみを思い出すのはもう嫌だと思っている。

・懸命に闘っている人には、遠くから見守るのが一番と考えている。

・介護者がどんなにつらいかが分かっていないか、はっきりと頼まなければ、助けを必要としていることに気付けない。

・心配していることをどうやって伝えればいいのか分からなくて戸惑っている。

 手助けしてもらえないときには、助けが必要なことを伝え、頼みたいことをはっきり説明してみましょう。あるいは、そのままあきらめても構いません。もしその人との関係を大切にしたいなら、自分の気持ちを率直に伝えて、相手に対する憤りやストレスを蓄積させないようにしましょう。そういった感情をため込むと、結局は人間関係を壊してしまう恐れがあるからです。

●遠距離での介護

 『兄はどんどん悪くなっていき、ある日、ひどく症状が悪化しました。でも、ジョージアにいる私は、コロラドにいる兄のために何もできないことを痛感したのです。できるだけ電話をするようにはしていても、一体なにが起きているのか分からず、とてももどかしい思いです。自分だけが介護に参加していないような気分になります。』--介護経験者のDeondra

 大切な人ががんと闘っているときに、近くにいられないのは本当につらいものです。治療がどのような状況であるかを、常に一歩立ち遅れて知るように感じるかもしれません。しかし、たとえ遠く離れたところにいたとしても、サポートをし、介護の調整役を担うことができます。

 介護する人が病人から1時間以上離れた場所に住んでいる場合、連絡手段として電話や電子メールを多用します。しかし、患者が何を必要としているのかということを電話で判断するのは容易なことではありません。実際に医療上の緊急事態が発生した場合、あなたは患者のもとに急いで駆けつけるでしょう。しかし、それ以外の場合、状況を判断するのは難しいことです。

窓口となる人を見つけておく

 遠距離に住む介護者の多くは、支援を求める際に有料のものとボランティアのものと両方を調べるのがよいとアドバイスしています。大切な人の近所に住んでいて、昼夜を問わず連絡でき、緊急事態に頼ることができるような人たちの支援ネットワークを作っておきましょう。そして時々大切な人の様子を見に行ってもらいましょう。

 また、訪問ボランティアや、高齢者向けデイケアセンター(通所介護施設)、食事の宅配サービスについても調べてみましょう。患者の住む地域の電話帳を1冊入手しておけば、手際よく情報を調べることができますし、オンライン版の電話帳も便利です。緊急時に備え、医療チームやその他の人たちには、自分の電話番号を知らせておいてください。

その他のアドバイス

・患者の近くに住んでいる家族や友人に、電子メールで毎日新しい情報を知らせてもらえないか頼んでみましょう。患者の状況や、必要としているものについての情報を共有するために、ウェブサイトを作るのもいいかもしれません。

・別の連絡方法がないかを電子機器やコンピュータが得意な人と相談してみましょう。ビデオやインターネットの技術は日々進歩しています。

・患者やその家族に対し、航空券やバス乗車の優待がある場合があります。旅行代理店に電話してみましょう。病院のソーシャルワーカーも、自家用飛行機のパイロットや、がん患者や家族を支援する企業などについての情報を詳しく教えてくれるでしょう。

・患者に会いに行く場合は、帰宅後に少し休めるように、フライトや車の到着時刻を調整しましょう。顔を見に行った後には休憩する時間もないという遠距離介護者が多く存在します。

・長距離の電話代を節約するためにテレフォンカードをディスカウントショップで入手することもできます。また、契約している長距離電話や携帯電話の料金プランを検討し直してみましょう。電話代の請求を減らせるかもしれません。

(監修:聖隷三方原病院緩和支持治療科 森田 達也)

"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."

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