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2009/10/13

支援を受ける−なぜ助けてもらうことが大切か

 『今までずっと、ほとんど私が介護をしていました。初めのうちは、教会や友人などが精神的に支えてくれていましたが、介護が長引くにつれ、みんなだんだん離れていきました。私は信じられないほど精神的に参ってしまいました。』--介護経験者のMarion

 多くの人は、一番助けが必要なときほど、一人で抱え込もうとします。あなた自身が社会や周りの人たちから距離を置いてしまっているかもしれませんし、大変過ぎて人には頼めないと思っているかもしれません。介護者の中には、最初のうちは多くの人が助けてくれたのに、時が経つにつれて見捨てられたように感じたと言う人もいます。

 人からの援助を受け入れるのは必ずしも簡単なことではありません。困難な状況になっても、「このくらいなら自分でなんとかできる」と考え、周りとは距離を置き、抱え込んでしまう人たちもいます。しかし、患者の治療が進むにつれ、状況がより厳しくなることもあります。スケジュールを変えざるを得なかったり、新たにしなければならないことが出てきたりして、「あまりに多すぎて、もう私の手に負えない」というところまで、追い込まれてしまう介護者は多いのです。ここは思い切って、他の人に、自分が助けを必要としていることを知らせるのが一番です。

 あなたが誰かの助けを受けることは、患者だけでなく友人や家族も同時に助けることになるのだということを忘れないでください。

・あなた自身が心身ともに健やかでいることができます。

・何もかもあなたにさせて申し訳ないと感じている患者の気持ちを多少軽くすることができるでしょう。

・介護を手伝ってくれる人の中には、自由な時間を作ってくれるだけでなく、あなたができないような介護の技術を提供してくれる場合もあります。

・家族の世話は介護の支援制度を利用するのもよいでしょう。つまり、あなたは自分ができることだけして、それ以外の仕事は他の人にしてもらいましょう。

 友人や、所属する教区の人、カウンセラーなど、心を許せる人と話してみましょう。他の人と話すことで、考えや気持ちの整理がつくこともありますし、サポートを得る別の方法を教えてもらえるかもしれません。

 『私は一人で抱え込み過ぎていました。それで、思い切って援助を頼んでみたら、思いがけずたくさんの人が喜んで手伝ってくれたのです。』--介護経験者のLaney

●来訪者と距離をおきたいとき

 介護中は、以前より多くの人が電話をしてきたり、訪ねてくるかもしれません。介護者の多くは、周囲が心配してくれるのを非常にありがたく感じると言います。しかし、こういった好意やサポートに感謝する一方で、そっとしておいて欲しいときもあるでしょう。一人になりたいときや、家族以外とは話したくないときがあるのは当然です。そのようなときは、以下のようにしてみるとよいでしょう。

・留守番電話にしておく。

・交代で電話番をしてもらう。家族や友人に、2〜3時間ぐらい電話当番を頼む。

・家や病室のドアに、メモや小さな掲示板を貼っておき、来てくれたことへの感謝の言葉とともに、現在は安静中である旨を記しておく。また、来訪者がメッセージを書けるように余白を空けておく。

・友人に家にいてもらって、別の部屋で自分の用事をしている間、来訪者の相手をしてもらう。

・誰とも連絡がつかないような場所に、しばらく出かける。

(監修:聖隷三方原病院緩和支持治療科 森田 達也)

"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."

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