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2009/6/2

家族や友人と話し合う−子どもの反応と対応法

 もし、子どもたちが混乱していたり、おびえていたりしていたら・・・

・あなたが子どもたちを愛していることを気付かせましょう。

・あなたや闘病中の家族と一緒に過ごせる、とびっきりの時間をとってあげましょう。

・枕元で本を読んであげたり、帰宅時に家で出迎えるといった毎日の日課をしっかり続け、安心させましょう。

・同じ部屋で、それぞれ別のことをしていたとしても、一緒に過ごしましょう。

・子どもたちが驚かないように、治療の副作用(脱毛や嘔吐、倦怠感など)による変化を前もって教えておきましょう。

・家族の病状がよくなる前に、しばらくの間、体調が悪くなるかもしれないことを子どもたちに分かってもらいましょう。この時期を乗り越えれば、その後は治療によってもっと元気になると説明しましょう。

 もし、子どもたちが以前に比べて、寂しそうに見えたり、注意力が散漫になっているように見えたら以下のことをしてみましょう。

・子どもたちが自分の気持ちを話したり、あなたに質問しやすくしてあげましょう。あなたが子どもたちの話に耳を傾け、子どもたちの気持ちを理解していることを知らせましょう。

・子どもたちに注意を払うための方法をみつけてみましょう。もし、あなたが病院に居たり、家から離れている時間が長いなら、子どもたちが分かるような場所にメモを置いておいたり、電話で話す特別な時間を作ってみるのもいいかもしれません。

・子どもたちが楽しめる特別なことを考えてみましょう。

・子どもたちの寂しさが和らぐように他の子や大人と話し合うように勧めてみましょう。

 もし、子どもたちが、定期的に行っていた活動をやめてしまったときは、以下のことをしてみましょう。

・家庭内の変化を原因として、普段の活動をやめてしまったり、成績や友情に悪影響が生じることは、子どもたちにとってはよくありません。子どもたちがなぜ活動をやめてしまったかを確かめましょう。その理由は以下のようなものが考えられます。

・・疲労。
・・不幸だと感。
・・友人とうまくやれない。
・・集中できないか、うまくいかない。

 家でそのような変化をうまく調整することが大切だということを話しておきましょう。どうやったら、以前の状態に戻れるか、そのために自分は何ができるかということを、子どもたちに尋ねてみましょう。

 子供たちが罪悪感を持ったり、自分のせいでがんになったと考えているようなとき、

・『あなたのせいでがんになったわけではなく、あなたがしたこと、考えたこと、言ったことが原因でがんになったのではない』と、子どもたちがきちんと理解するように、はっきりと言いましょう。

・どのようにしてがんが発生し、進行するのか簡単に説明しましょう。

・家族ががんを患っている子どもたちのために書かれた本を、一緒に読んであげましょう。

・医師や看護師に事実を説明してくれるように頼んでみましょう。

 もし、子どもが自分の生活が影響を受けていることに憤りや腹立ちを感じているとき(例えば、静かにしていなければいけないとか、家の手伝いをたくさんしなければいけないとか、友達と楽しく過ごせなかったりなど)、

・子どもたちの感情を確かめておきましょう。いったい何が原因で怒っているのか話し合ってみましょう。子どもたちが、恐れや疲れのせいで怒っているということをあなたが分かっていたとしても、子どもたちの話すことに耳を傾けることや、子どもたちの感情を確かめてあげることが大切です。

・子どもたちに対して、自分の怒りが何か他の感情から生じているかもしれないことを理解させるようにしてあげましょう。本当に、がんや家庭に怒りを感じている場合もあれば、おびえや心配が怒りとして表出している場合もあるからです。

・くれぐれも子どもたちに、怒り返すことがないように善処してください。何か他の原因があって怒りが生じている可能性があります。

 子供たちが反抗し始めたり、問題を起こし始めたとき、

・子どもたちがどう思っているか、また、子どもたちがとてもつらい状況にあることを、あなたが理解していることを伝えましょう。

・怖れや怒り、孤独、退屈といったことに対する反発的行動をしていないかどうか見極めましょう。どんな感情があるにせよ、感じること自体は悪いことではないが、行動で表すことはよくないことだと理解させましょう。必要なら学校の先生や小児科医、カウンセラーなどにアドバイスやサポートを頼みましょう。


(監修:埼玉医科大学国際医療センター 大西 秀樹)


"The U.S. National Cancer Institute dose not currently endorse any foreign-language translations of NCI information by other organizations or individuals, and no such endorsement should be inferred."

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