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2010/11/30

疲労・全身倦怠(2)

原因

 がんの患者さんにおける疲労の原因はまだ解明されていません。一般に疲労は疾患の進行の指標とされており、多くの場合、小児と成人のどちらにおいても最初に現れるがん症状の1つとなります。例えば、急性リンパ性白血病や非ホジキンリンパ腫と診断された小児の両親は患児の極度の疲労を理由として医療機関を受診することが多くなっています。腫瘍が発生すると、それが直接の原因となって疲労が引き起こされる可能性もあれば、骨髄への転移による貧血や、体内への毒性物質の分泌による正常な細胞機能の障害などによって、間接的に疲労が引き起こされる可能性もあります。また、一部のがんの症状である呼吸障害のある患者さんでも、疲労を経験することがあります。

 疲労は様々な理由から起こります。がんの患者さんが長期間にわたって経験する極度のストレスによってエネルギーの消耗量が増大し、疲労につながることがあります。しかしながら、がんの患者さんに疲労が生じる理由はほかにも存在します。がん自体またはがん治療(特に生物学的療法)が中枢神経系(脳と脊髄のこと)に影響を与える結果、疲労が引き起こされる場合もあります。また、疼痛やうつ病、嘔吐、痙攣発作などをはじめとする、がんに関係する問題を治療するための医薬品が原因となって疲労が生じる場合もあります。腫瘍壊死因子(TNF)は主に白血球によって作られる蛋白で、一部の種類の腫瘍細胞で壊死を引き起こす作用をもち、がんに対する治療薬として患者さんに投与されることもあります。TNFは筋肉内に貯蔵された蛋白を減少させることがあり、その結果、体が通常の機能を発揮するのにより激しく働くようになって、疲労が引き起こされます。疲労の原因と考えられる化学的、身体的、行動的な要因には様々なものが存在します。

疲労と関係する要因

 がんの患者さんでは、疲労の原因となった要因を特定することが常に可能とは限りません。考えられる要因としては以下のものが挙げられます。

◎がん治療
◎貧血
◎体重減少と食欲低下
◎代謝の変化
◎ホルモンの分泌量の減少
◎精神的な苦痛
◎睡眠障害
◎不活動
◎医薬品
◎呼吸困難
◎脱力感と筋肉協調運動の低下
◎痛み
◎感染症
◎がん以外の病態の存在

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