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2010/9/28

喪失、悲嘆、死別(8)

悲嘆の段階にある子供のための参考図書および資料

 悲嘆の過程にある子供に見せることのできる図書やビデオには、以下のように有用なものが数多く存在します。

◎Worden JW: Children and Grief: When a Parent Dies. New York: The Guilford Press, 1996.
◎Doka KJ, Ed.: Children Mourning, Mourning Children.Washington, DC: Hospice Foundation of America, 1995.
◎Wass H, Corr CA: Childhood and Death. Washington, DC: Hemisphere Publishing Corporation, 1984.
◎Corr CA, McNeil JN: Adolescence and Death. New York: Springer Publishing Company, 1986.
◎Corr ,CA, Nabe CM, Corr DM: Death and Dying, Life and Living. 2nd ed., Pacific Grove: Brooks/Cole Publishing Company, 1997.
◎Grollman EA: Talking About Death: A Dialogue Between Parent and Child. 3rd ed., Boston: Beacon Press, 1990.
◎Schaefer D, Lyons C: How Do We Tell The Children?: Helping Children Understand And Cope When Someone Dies. New York: Newmarket Press, 1988.
◎Wolfelt A: Helping Children Cope with Grief. Muncie: Accelerated Development, 1983.
◎Walker A: To Hell with Dying. San Diego: Harcourt Brace Jovanovich, 1988.
◎Williams M: Velveteen Rabbit. Garden City: Doubleday, 1922.
◎Viost J: The Tenth Good Thing About Barney. New York: Atheneum, 1971.
◎Tiffault BW: A Quilt for Elizabeth. Omaha: Centering Corporation, 1992.
◎Levine J: Forever in My Heart: A Story to Help Children Participate in Life as a Parent Dies. Burnsville, NC: Rainbow Connection, 1992.
◎Knoderer K: Memory Book: A Special Way to Remember Someone You Love. Warminster: Mar-Co Products, 1995.
◎de Paola T: Nana Upstairs and Nana Downstairs. New York, NY: GP Putnam''''''''s Sons, 1973.

悲嘆と喪に対する文化と対応

 愛する人の喪失に対する悲嘆や、大切な所有物の喪失に対する悲嘆、人生の重大な変化に際して起きる喪失に対する悲嘆などは、年齢や文化を問わず生じるものです。しかし、各個人の悲嘆や喪の体験において、各文化の伝統がどのような役割を果たしているのかについては、あまり知られていません。死に関する態度や信条、慣行などは、様々な文化の中で、死をめぐる神話や神秘的教義などとして必ず伝えられています。

 しかし、文化が異なっていても個人としての悲嘆の経験は似通っています。文化が異なれば、喪の儀式、伝統、悲嘆の表現方法なども異なってきますが、それでも個人としての悲嘆の経験は似通っているのです。故人の死に家族が対処していくことを助けるには、その家族の文化的伝統に敬意を払い、弔い方を家族内で決めるように促します。愛する人の喪失に対処しようとしている人に尋ねるべき重要な事柄には、以下のようなものがあります。

◎臨終時の対処や、故人の遺体への処置、埋葬、葬儀などにはどのような文化的儀式を用いるのか。
◎死後に何が起こるかについての遺族のもつ信条はどのようなものか。
◎遺族は、正常な悲嘆表現や喪失の受容についてどのようなものと感じているか。
◎遺族は、死という現実に取り組むにあたっての家族内のそれぞれの役割をどのように考えているか。
◎受け入れがたい死に方ではなかったか(例えば、自殺)、あるいは、その文化において特に対応が難しい死に方ではなかったか(例えば、子供の死)。

 死、悲嘆、喪は、誰もが避けては通れない、人生における正常な出来事です。死に対しては、どの文化においても何らかの発達した対処方法が存在しています。そうした行為を妨げることは、必要な悲嘆過程を妨害することにつながる場合があります。医師にとっては、死に対する文化的反応の違いを理解しておくことが、他の文化圏の患者さんにおける悲嘆の過程を認識する際の助けとなります。

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