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2010/7/6

人生の最後の数日間から数時間(5)

●出血

 特定のがんや病態のある患者さんでは、突然(強い)出血が起きることがあります。

 出血(短時間での大量の出血)はまれな現象ですが、最後の数時間から数分間に発生することがあります。特定のがんやがん治療では血管が損傷を受けることがあります。例えば、放射線療法では治療対象の部分の血管が脆くなることがあります。腫瘍もまた血管に損傷を与えることがあります。以下の病態のある患者さんでは、この症状の起きるリスクが高くなります。

◎頭頸部がん
◎胃がん
◎食道がん
◎白血病やその他の血液腫瘍
◎血液凝固障害

 出血の可能性について何らかの不安がある場合は、患者さんはそのことについて医師に話しておくべきです。

 終末期に出血が起きた場合には、患者さんの状態を快適にしていくことがケアの目標となります。

 がんに対する治療を行っている間に出血が起きた場合は、包帯や薬による治療が施されるか、あるいは放射線療法、外科手術、輸血などの治療法が用いられます。しかし、終末期に突然の出血が起きた場合には通常、患者さんはすぐに亡くなります。心肺蘇生(心臓の拍動を再開させようとする処置)は通常うまくいきません。ケアの主要な目標は、患者さんを落ち着かせて苦痛を取り除くことと、患者さんの家族への精神的なサポートです。出血が起きた場合、それは患者さんの家族にとって非常に衝撃的な出来事にもなりえます。こうしたケアは、家族の方がこの出来事によって生じた感情について話をし、それについて質問をする場合に有用となります。

 最後の数時間に出血が起きた場合には、以下のような措置がとられます。

◎濃い色のタオルで出血部を覆って血液が見えないようにする。
◎出血部をきれいに保つためにタオルを交換する。
◎患者さんとその家族に穏やかに話しかける。
◎愛する人がその場にいることを患者さんに知らせる。

 この時期には、患者さんの気持ちを落ち着かせるのに、即効性の薬が役立つことがあります。

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