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2010/10/26

復職可能かどうかを証明するには?

100%病気を治してから出社するように言われました。復職したいけど、就労可能かどうかを証明することはできるの?

 復職は、「治癒しているかどうか」を就業規則などの規定に基づいて、会社が判断して決めることになります。この場合の「治癒」は、発病前の状態に完全に回複しているという医学上の治癒という意味ではなくて、休職していた理由が消滅しているかどうかがポイントになります。

 裁判例による法律上の概念としては、「休職前の職務を通常の程度に行える健康状態に回復している」ことを「治癒」とし、休職事由が消滅したと判断されます。

 また、職種に限定のない労働契約を結んでいる場合、当初は軽易な業務にしか就くことができなくても、ほどなく通常の職務に戻れるような回復が見込めるときなどは、復職が認められることが相当である、という裁判例もあります。

 つまり、復職可能の治癒と医学上の治癒は、明らかに別の概念といえます。さらに、がんには医学上の治癒という概念はないので、「100%治っている」というのは、あくまでも休職事由が消滅しているかどうかで判断されるべきでしょう。

どうやって復職可能であることを証明すればいいの

 会社が、「治癒しているかどうか」つまり「休職事由が消滅しているか」を判断するには、あなたの主治医が作成した診断書が大きな意味を持ちます。

 多くの会社では、就業規則などで「復職は、医師の診断書に基づいて会社が判断する」と定めています。会社の人事担当者は、労務のプロであっても、医療に関してはプロではありません。最終的には、会社があなたと直接面談をし、産業医の意見を聞いたりして、復職可能の判断を行いますが、休職前の職務を通常の程度に行える健康状態に回復しているかどうかを適切に判断するためには、医師の診断書に基づいて判断を行う必要があります。

 以上のように、主治医の診断書は、会社にとって重要な判断材料となります。会社から診断書の求めがあった場合は、必ず協力してください。

 また、主治医に診断書を作成してもらうときは、自分の職務内容についてよく説明をし、その職務について就労が可能であるか主治医としての診断と意見を正しく書いてもらうことが大切です。

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