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乳がん患者に必要な“外見ケア”

2012/2/28

乳がん患者に必要な“外見ケア” Vol.1

メークで元気アップ!抗がん剤による顔の悩みはメークで解消して毎日を生き生きと過ごしましょう

友吉由紀子=日経メディカル別冊編集

「髪」よりも気になるのは「疲れた顔つき」
 外見上の変化の中で最も顕著と言えるのは、髪を失うことだが、女性のがん患者の中で気にしている人が最も多いのは、髪よりも疲れやくすみなどの顔の変化であることが前出のキャンサーリボンズらの調査で分かった。

 同調査では、髪が抜けることを気にする人は54.7%だったのに対し、疲れた顔つきになったことを気にする人は71.7%にも及んだ。顔色のくすみも54.7%と高かった。キャンサーリボンズの廣瀬瑞穂氏は、「髪の悩みに対しては、ウイッグという具体的な解決方法があり、約7割以上の人がそうした方法で悩みを解決しています。ところが疲れた顔つき、顔色のくすみといった顔の悩みは多いにもかかわらず、解決できず悩んでいる人が半数以上と多いのです」と話す。

 こうした状況をふまえ、キャンサーリボンズではがん患者さんたちに綺麗になってもらうための様々なプロジェクトを実施している。がん患者さん向けのスキンケア法とメーク法について、医師や専門家の監修によるDVDを作成。これらは希望する医療機関に配布しているほか、ホームページ上でも動画を一部公開している(http://www.ribbonz.jp/)。

乾燥して敏感な肌は「保湿ケア」の徹底を
 患者が最も気にする肌のくすみの原因と対策について福田氏は、「抗がん剤によって皮膚の基底層の働きが低下するため、肌のターンオーバーがうまくいかず、ごわごわしてくすんできます。皮脂腺や汗腺の働きも抑えられるため乾燥もしがちです。

 顔だけでなくできれば全身に、いつも以上に保湿のケアを徹底させることが大切です。化粧品は普通に市販しているものでかまいませんが、こすらずにやさしくケアして刺激を与えないように注意してください。刺激の少ない敏感肌向けの化粧品などを使うのもよいでしょう」と話す。

乾燥性敏感肌向けの保湿ケア製品

写真左2品;潤い成分(ユーカリエキス)配合でしっとり潤う。キュレル 化粧水?¥1890(編集部調べ)。潤浸保湿セラミド機能成分が浸透して外部刺激から肌を守る。キュレル 乳液¥1890(編集部調べ)。いずれも医薬部外品で弱酸性・無香料・無着色、アルコールフリー/2品とも花王(TEL0120-165-692)。

写真右3品;ワセリンをナノ粒子化して配合。べたつかず長時間肌の潤いを保つボディ用乳液(医療機関のみの販売)。DRX AD パーフェクトバリア ボディミルク オープン価格(実勢価格は1800円前後)。 ナノ化ミネラルヒアルロン酸配合で低刺激性の泡洗顔料。肌研es(エス)洗顔 泡タイプ¥1155。 低刺激性・アルコールフリーの日焼け止め。石けんで簡単に落とせる。(SPF24、PA++、顔・からだ用)。メンソレータム スキンアクア マイルドミルク(ポンプタイプ)¥1260/3品ともロート製薬(お客さま安心サポートデスク06-6758-1230)。

(注:記事中掲載する化粧品は編集部調べ。以下同)

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