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知っておきたい緩和治療

2012/3/7

知っておきたい緩和ケア Vol.3

精神的な苦痛も治療で軽減できる痛みです

福島安紀=医療ライター

 うつ病の診断は、一般的に、国際的な診断基準であるDSM-IV(下の表)を元に行われる。本人や家族が心配な状態なら、うつ病チェックリストを試してみていただきたい。「抑うつ気分」か「興味・喜びの低下がみられ」、食欲低下や自殺願望があるなど、1)〜9)の5項目が2週間以上ある場合には、うつ病の恐れがある。

表1 うつ病のチェック方法(『DSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)』を参考に作成)

 「がんの患者さんの場合、食欲低下や倦怠感などの身体症状が病気や治療による症状と区別がつかないことが多く、うつ病の発見が遅れる場合があるので要注意です。リスクが高いのは、神経質な人、身体的な痛みが強い人、社会的なサポートが乏しい人ですが、誰でもうつ病になる危険性があります。5つ以上の項目に当てはまらない場合でも、おかしいと思ったら担当医や担当看護師に相談するようにしてください」と大西氏はアドバイスする。

 うつ病は脳の病気であり、治療はSSRI、SNRIなど抗うつ薬による治療が中心になる。抗うつ薬にはいくつかの種類があり、主な薬は表2の通りだ。抗うつ薬の投与はがんの治療やモルヒネなどオピオイド鎮痛薬による治療と並行して受けることができるが、その際気をつけたいのは薬の相互作用だ。

表2 主な抗うつ薬

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