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がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

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「がんナビ読者アンケート2011」から

2011/4/20

「がんナビ読者アンケート2011」から Vol.4

「“元気エネルギー”があることを分かって!」

がんサバイバーが伝えたいこと、発信したいこと

三和 護=日経メディカル別冊

◆「治療中は体調を整え楽しく過ごそう」

 乳房温存摘出手術を受けて、6年余りが過ぎました。治療にあたって、会社から10日間の有休をいただきましたが、ほとんど勤務を続けながら、放射線治療と抗がん剤治療、ホルモン治療を受けました。伴侶は25年程前に亡くなっており、息子は離れて住んでいるので、1人ですべて対処しました。今では体力はすっかり回復し、健康人よりも運動や家事、会社の仕事をこなしていると思っています。

 治療中は、体調を整えることと、時間を楽しく過ごすことのみを考えていました。放射線治療や抗がん剤治療を受けた後は、質の良いたんぱく質、ビタミン・ミネラルを含む果物や野菜を摂取するように心掛け、アミノ酸のサプリメントも欠かさず飲みました。生体の持つ自然治癒力を生かすことが大事だと思っていました。

 治療中の生活を工夫し、主治医との意思疎通も楽しくできました。これらの条件を整えるためには少し知恵を使ったと思っています。もし、現在治療中で、不安な日々を過ごしておられる方がいましたら、私の意見が少しでもご参考になればと願います。(50代女性)

◆「情報を前向きに交換できるような支援を」

 自分自身が胃がんとなり、現在も後遺症で苦労しています。また、他の病気も重なる中で、どう生きるべきか、家庭生活のバランスをどう取るのかなど、様々な問題を抱え、自問自答している状況です。

 がん告知は、本人にとっては死を意識させられるつらいものです。また、治療の選択に関しては、患者の知識は一般的には少ないと思います。こうした状況に置かれる患者には、精神的なケアはもちろんですが、情報を前向きに交換できるような支援も必要だと思います。痛み、苦しみ、悩みは数値化できません。個人個人で違うことを、医療従事者、家族、社会が理解した上で、患者の気持ちを考える「Social Care System」というべき制度が必要だと思います。(50代男性)

◆「親ががんになった子どもの気持ちを考えてほしい」

 親ががんになった子どもの気持ちを考えてほしい。子どもは取り残され、“蚊帳の外”になってしまうことが多い気がします。どの年代の子も、子どもなりに心を痛め、親を心配していることに気付いてほしい。周りの大人の「患者のために何かしたい」「何かしなければ」という思いが強すぎて、子ども本人の気持ちが置き去りにされることがある。本人が望むこと、そこに立ち返ってほしい。(40代女性)

◆患者と家族が納得するような治療方針を

 10年ほど前、母の肺がんを経験しました。幸い転移もなく、内視鏡手術で患部と周辺のリンパ組織を切除し、完治しました。小細胞がんだったため、回復自体が奇跡と言われました。早期発見の大切さを実感しましたが、その際の入院患者さんの情報量の多さにも感心しました。患者は自身の状態をかなりの確度で承知しているものです。主治医の先生方は、多忙な中、患者と家族が納得するような治療方針をきちんと伝えてくださいました。そのおかげで治療が信頼できたのだと思います。(40代女性)

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