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「がんナビ読者アンケート2011」から

2011/4/20

「がんナビ読者アンケート2011」から Vol.4

「“元気エネルギー”があることを分かって!」

がんサバイバーが伝えたいこと、発信したいこと

三和 護=日経メディカル別冊

 「心の中には各々の“元気エネルギー”があることを分かってほしい」「色々な意見を聞くことの大切さを伝えたい」「楽観的に未来を考えることが重要だと思う」――。2011年2月に実施したがんナビ読者アンケート(回答546人)には、がんサバイバーやその家族から、現在闘病中の人に向けて、多くのメッセージが届いた。

 調査では、「自身の貴重な体験から得られた知恵を語ることができる人を探している。こんなテーマで発信したい、この体験を多くの人に伝えたい、という方は、その概要を記入してほしい」と呼び掛けた。以下に、メッセージの一部を紹介する。




◆「“元気エネルギー”があることを分かって」

 私は、主に女性がん検診の啓発活動を推進している市民団体に参加しています。活動の一環として、町の保健師さんと一緒に地域で検診啓発講座を開催しています。そこで私は、乳がんサバイバーとして体験から得た情報などをお伝えしています。また、患者さんやご家族の方には自分らしく生きていただきたいと思い、「心のセルフ・ケア」「元気プログラム」なども開催しています。一人ひとりの元気の素は異なりますが、心の中には各々の“元気エネルギー”があることを分かっていただきたいと願っています。(50代女性)

◆「色々な意見を聞くことが大切」

 C型肝炎治癒後の年1度の検診の際、主治医に、春ごろから電車内の送風や外気に当たると肩甲骨の辺りに不快感があることを訴えたところ、胃の内視鏡検査を勧められ早期がんが発見されました。

 最初に受診した病院の外科では、「がんのできたところが噴門部に近いため、胃の全摘手術になります」と告げられましたが、他病院を受診しセカンドオピニオンを得て、結果的に胃の2分の1を摘出しました。以後、経過は順調です。色々な意見を聞く大切さを経験しました。(60代男性)

◆「楽観的に未来を考えることが重要」

 一昨年、胃がんと悪性リンパ腫を患いましたが、内視鏡的粘膜下層剥離術とR-CHOP療法で完治したと言われ、現在フォローアップの段階に入っています。

 告知された際の不安、治療中および治療後のケアを通じて、いずれも医療チームへの信頼と家族の協力が欠かせないと実感しました。また、抗がん剤の副作用については、自分で勉強した上で、担当医に自分がどんな治療を望んでいるかを伝えることが重要だと思います。

 私は、同じ悩みを持っている患者さんとご家族、その友人には、近代医学が信頼できる点を積極的に強調して、必ず治癒可能であると伝えています。生きる希望を絶やさず、楽観的に未来を考えることが重要であり、それが治療の効果に現れると信じています。(50代男性)

◆「生きることに一生懸命になった」

 がんに罹って、1度死と向き合ったことから得られたこと、生き方を変えるよいきっかけになったことを伝えたいです。

 今も再発の恐怖を感じますし、抗がん剤治療がつらくなかったと言えばうそになります。でも、だからこそ精一杯生きること、自分のやりたいことを優先することが大切だと気付きました。そのときしか味わえない自然を感じる感覚が強くなったこと、食事の楽しみ、メリハリのある生活など、生きることに一生懸命になった体験は良かったと思えます。職場復帰した時に感じた人の暖かさなども、病気にならなかったら気付かなかったことでした。(50代女性)

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