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こんなとき、このエキスパートのもとへ

2012/7/10

こんなとき、このエキスパートのもとへ 第10回

薬剤師●薬物治療のスペシャリスト

福原麻希=医療ジャーナリスト

遠山さんプロフィール
1968年生まれ。名城大学薬学部卒。名古屋掖済会病院勤務を経て、2007年から現職。2010年緩和薬物療法認定薬剤師認定取得。

 ベテラン薬剤師の薬剤部室長の遠山幸男さんは、患者に「体の症状だけでなく、もっと自分の気持ちを教えてください」とメッセージを送る。「家に帰りたいのか、でも家族に迷惑がかかってしまうと思っているのか、あるいは、何もできない自分がつらいのかなども教えてください。できるだけ、お気持ちに沿えるよう、どんなことができるか、私たちは考えます」(遠山さん)

 どれだけ体の状態が悪くても、患者からの強い希望があれば、短期間や短時間、家で過ごすことができるようサポートしていくという。

 例えば、点滴で栄養補給している場合は、あらかじめ家で過ごすために必要な量を調合し、自宅でも栄養補給ができるよう調整をはかる。麻薬性鎮痛薬を投与しているのであれば、患者に効果と副作用を聞きながら、痛みによる生活への影響がなくなる量まで調節する。

 体の状態が悪い患者の場合、自宅での時間を設定することは少なからずリスクも伴う。患者自身に負担がかかることもある。このため、家族を含めた患者にかかる負担と希望の強さを勘案して薬物治療の最適化を進めるのも薬剤師の業務の1つだ。

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