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がんに負けないお金の話

2012/5/9

がんに負けないお金の話 Vol.9

高額療養費制度が変わった! 外来でも支払いは一定限度額内に

福島安紀=医療ライター

国立がん研究センター東病院患者・家族支援相談室の社会福祉士、坂本はと恵氏

4回目からは自己負担額がさらに軽減
 12カ月の間に3回以上高額療養費制度の適応になれば、4回目から自己負担額が軽減される。手術や放射線治療、高額な薬物療法を受け続けている人は、4回目から自己負担限度額が69歳以下一般所得の人で4万4400円になるので、同じ治療を受け続けていたとしても負担額は大きく減るわけだ。

 それでも、毎月4万4400円が続けば、やはり家計には大きな負担であり、金銭的な理由で治療を断念せざるを得ない人もいる。今回の制度改正の際には、年齢と所得に応じて年間上限額を設定する案も検討されたが、財源が捻出できず見送られた経緯がある。

 「高額ながん治療薬が年々増えており、支払いに困って相談に来る患者さんの数も増えています。実際に、治る可能性があるにもかかわらず治療をあきらめる患者さんもいらっしゃいます。現状の公的制度には限界がありますが、人によっては障害年金が受給できたり、身体障害者手帳が活用できる可能性があります。支出を減らし、入ってくるお金を少しでも増やすために自分が使える制度がないか、病院の相談室や医療ソーシャルワーカーにまずは相談してみてください」

 国立がん研究センター東病院患者・家族支援相談室の社会福祉士、坂本はと恵氏は、そうアドバイスする。

 中には、28日処方の薬を同じ月の間に2回処方してもらって自己負担限度額を超えるようにし、年4回はこの制度の適応になるようにして、年間自己負担額を軽減している人もいる。分かりにくい制度だが、上手に使いこなして少しでも負担を減らしたいものだ。

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