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がんに負けないお金の話

2011/8/23

がんに負けないお金の話Vol.6

新製品が続々と登場するがん保険

治療法や病院選びをサポートする付帯サービスも充実

福島安紀=医療ライター

 がん保険の広告を目にする機会が増えてきた。実は、ここ1年くらいの間に、がん保険の新商品やリニューアル商品が続々と発売されている。どんな商品が発売されているのか、がん保険のトレンドをまとめてみた。


「治療環境の変化に合わせて、通院治療の保障を手厚くしたり、入院の有無に関わらず給付金が支払われるがん保険が増えています」と語る、家計アイデア工房社長の柳澤美由紀氏

 「がん治療は入院期間の短縮化が進み、日帰り手術や外来での治療が増加しています。がん保険もそういった治療環境の変化に合わせて、通院治療の保障を手厚くしたり、入院の有無に関わらず給付金が支払われたりするものが増えてきています」

 『よりぬき 運用以前のお金の常識』(講談社プラスアルファ文庫)などの著書がある1級ファイナンシャル・プランニング技能士で家計アイデア工房社長の柳澤美由紀氏は、がん保険のトレンドをそう説明する。

 がん保険の加入者は比較的男性が多いが、最近では女性も増えてきた。生命保険や医療保険を含め、どんな保険に入るべきか迷って柳澤氏に相談する人が多いほか、親や親戚など身内ががんになった人が、「自分もがんになったら心配だから、がん保険に入りたい」と相談に来るケースも年々、増えてきているという。

がん治療の時代変遷を映すがん保険
 2011年7月1日には、アクサ生命保険が、通院治療の保障を中心としたがん保険を売り出した。がん保険の契約者数1500万件と、国内最大のシェアを持つアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)も、2011年3月、通院治療の給付を手厚くし、抗がん剤治療給付金などを付けた新しいがん保険「生きるためのがん保険Days(デイズ)」を発売した。

通院治療の給付を手厚くし、抗がん剤治療給付金などを付けた新しいがん保険「生きるためのがん保険Days(デイズ)」の商品設計に携わったアフラックの田中平氏。

  「がんの場合、通院治療を受けている方が入院治療を受けている人を上回って急速に増えています。とはいえ、入院受療率はこの10年ぐらい横ばいの状態で、減っているわけではありません。つまり、入院も通院も同じように保障していかなければいけない時代になったと考えています」と、「Days」の商品設計に携わったアフラック商品開発部商品開発第一課副長の田中平氏は話す。

 アフラックが行ったがん保険受給者調査(2010年9月実施、回答数1674)によると、51%の人がホルモン療法も含めた抗がん剤治療を経験している。手術、放射線治療と併用して抗がん剤治療を受けている人も多く、手術、放射線、抗がん剤の3大治療すべてに備えられるがん保険が必要になってきたといえる。「このような状況を踏まえて、新商品の『Days』では、通院保障を強化し、新たに抗がん剤治療給付金を備えました」(田中氏)。

 同社が日本初のがん保険を売り出したのは1974年。当時は患者本人にがん告知をしないのが一般的であったため、その保障内容は死亡保険金と入院給付金の2種類だけだった。「がん告知がなされないため、家族の方と入院給付金の請求書類のやり取りをする際も、アフラックの社名の入った封筒を使わないなど、ご本人に知られないようにと配慮が必要でした」(田中氏)。

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