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2017/12/11

前立腺がんの患者団体らがラン&ウォークイベント「Mo-FESTA」を開催

ひげで考えよう!男性のがん

福島安紀=医療ライター

 「ひげでアピールし、前立腺がんや精巣腫瘍など男性特有のがんについてもっと知ってもらいたい」――。男性特有のがんのサバイバーの願いを込めたユニークなRun&Walkイベント「Mo-FESTA大阪」が11月12日、大阪市内の大阪城公園で開催された。12月17日には東京都立川市の国営昭和記念公園で、「Mo-FESTA東京」が開かれる。Mo-FESTAは昨年11月と12月に大阪と東京で初開催され、今回は2年目だ。


Mo-FESTA実行委員会委員長の武内務氏

海外のMovemberをヒントに男性の健康を見直すきっかけに
 Mo-FESTAは、男性特有のがんやメンズヘルスの啓発を目的に、ひげを身につけてランニングやウォーキングを楽しむチャリティイベントだ。Moは、「Moustache」の略で口ひげのこと。NPO法人腺友倶楽部(前立腺がん患者・家族の会)、精巣腫瘍患者友の会J-TAG、NPO法人前立腺がん啓発実行委員会の3団体で結成したMo-FESTA実行委員会が主催している。11月12日に開催された「Mo-FESTA大阪」には、前立腺がんや精巣腫瘍のサバイバーやその家族、医療関係者、一般の人ら約200人が参加した。

 「ピンクリボン運動など、女性特有のがんの啓発イベントは非常に盛り上がっており、女性に多いのは乳がんだということはほとんどの人が知っています。しかし、男性に最も多いのが前立腺がんだという事実や20〜40代の働き盛りの若い男性に精巣腫瘍が多いことは意外と知られていません。患者会も女性が中心の会が多いです。ひげをつけてランとウォークを楽しむことで、前立腺がんと精巣腫瘍についても知ってもらい、男性の健康を見直すきっかけにして欲しい」。そう語る同実行委員長で腺友倶楽部理事長の武内務氏は、56歳だった2004年に、「5年生存率は2割、手術は無理」と告げられIMRT(強度変調放射線治療)とホルモン療法の併用療法を受けた前立腺がんのサバイバーだ。

 欧米豪では、世界男性デー(11月19日)のある毎年11月に一斉にひげを伸ばして男性の病や健康への啓発を行い、寄付を募るチャリティ運動「Movember」が開催されている。Movemberは、「Mo(口ひげ)」と「November(11月)」を合わせた造語だ。10月30日にきれいに剃って11月1日から口ひげを伸ばし始めるルールで、ひげコンテストなどが開催されている。2003年にオーストラリア・メルボルンでスタートしたこのキャンペーンは、世界20カ国以上に広がり、若くして亡くなる男性を減らすことを目指して多額の寄付金を集め、前立腺がんや精巣腫瘍、メンタルヘルスに関連する団体など、世界1200のプロジェクトに寄付している。

 「Mo-FESTAは、Mobemberを主催する財団とは無関係ですが、前立腺がん、精巣腫瘍などで亡くなる男性を減らしたいという趣旨は同じです。昨年は赤字でしたが、余剰金が出たら、前立腺がんの患者用ガイドライン作成のために日本泌尿器科学会に寄付する予定です」と武内氏は話す。

 12月17日に国営昭和記念公園で開かれる「Mo-FESTA東京」は10時半開会、RUNは5km、10km、WALKは5kmと6.5kmのコースがある。男性に限らず女性も、年齢を問わず参加でき、参加費は1人3000円だ。ひげの仮装大賞の受賞者には「Monderful(モンダフル)」賞が贈られる。申し込み締め切りは12月10日だが、当日参加も受け付けるという。問い合わせは contact@mo-festa.com まで。

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