このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

Report レポート

レポート一覧へ

新着一覧へ

レポート

2015/6/9

NPO法人キャンサーネットジャパンらがセミナー「もっと知ってほしい がんと在宅医療のこと」開催――Vol.3

認知症を併発していても在宅医療は続けられる

福島安紀=医療ライター

 NPO法人キャンサーネットジャパンと朝日新聞の医療サイト・アピタル、UDXオープンカレッジ、新産業文化創出研究は3月18日、東京・秋葉原で、アピタル夜間学校「もっと知ってほしい がんと在宅医療のこと」と題したセミナーを開催した。機能強化型在宅療養支援診療所・医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳氏が、がんの在宅医療と自宅での看取りについて会場やツイッターからの質問に答えた。Vol.2に続き、当日のQ&Aセッションの様子を紹介する。


悠翔会理事長の佐々木淳氏

Q11: 患者が40歳未満だと介護保険が使えず、在宅医療では、家族への経済的身体的な介護負担が強くなってしまうケースがあります。介護保険の利用年齢制限の撤廃が必要ではないでしょうか。

A(佐々木) 私もその通りだと思います。要介護度に応じて給付額を決めればいいので、年齢の基準を設ける必要はないのではないでしょうか。


Q12: 何がなんでも在宅医療というのは望ましくないのではないでしょうか。

A(佐々木) 在宅医療には限界もあると思います。家でみるのが非常に困難で施設に入ったほうが、周囲も本人も幸せというケースもあります。大事なのは、在宅医療も含めて、いろいろな選択肢が地域の中にあるということです。ただ、がんの急性期治療を行う病院に長期間入院するのは難しいので、病院での治療が終わったら、その先どこへ行くのか考える必要があります。


Q13: 本人が最期は病院に入院したいと言っていても、実は家族に遠慮しているだけという場合もありますか。

A(佐々木) 私たちが訪問診療している患者さんの中にも、「最期は未定です」とか、「最期はたぶん病院になると思います」という方が一定の割合でいます。でも、チームで在宅医療・ケアを提供し、患者さんと家族をサポートする体制ができていると、この調子ならもしかしたら最期まで家でいけるかもしれないと、結局そのまま家で看取られる方もいらっしゃいます。患者さんが本音で最期をどこで迎えたいか口にできるようにするには、きちんとしたチームでのサポート体制を作っていくことが大事です。

この記事を友達に伝える印刷用ページ