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レポート

2015/4/7

がんナビ読者調査2015より(Vol.3)

「もっと患者の気持ちを理解してほしい」

満武里奈=日経メディカル

 がんナビは、読者ががんナビをどのように利用しているか、今後どのようなテーマを取り上げていくべきと考えているかご意見を伺うため、今年も読者調査を実施しました。

 2015年2 月10 日〜2月26 日の2週間で実施したがんナビ読者調査(回答162人)には、合計75件の自由記述が寄せられました。今回は、その中からいくつか代表的なご意見を紹介します。

 昨年に続き、今年も多かったのが、患者の状態に応じた丁寧な説明や、「マニュアル通りでない対応」を求める声でした。患者の訴えに耳を傾けてほしい、副作用についても細やかに対応してほしいという意見も目立ちました。

 治療や副作用のこと、今後どうなっていくのか――など、患者は多くの不安を抱えています。一方で、医師が多忙であることも事実です。癌治療におけるチーム医療の重要性が叫ばれて久しいと思いますが、医療者側が依然として医師偏重なのか、患者側が医師偏重であるのか、あるいはその両方なのか、難しいところなのかもしれません。ただし、このギャップが解消されなければ、いつまでも患者側に不満が残り、医師が疲弊してしまうという悪循環が続いてしまうのかもしれません。

・丁寧に説明してほしい。(50代、患者)
・医師が忙し過ぎて、患者の話をきちんと聞く時間がないケースが多いです。現状を見ていると、物理的に考えて難しいと思うことがほとんどですが、その場合には他のメディカルスタッフがフォローする体制を構築してほしいです。チーム医療が出来ている病院はほんのわずかだと思います。また、患者が痛みなど訴えている事にきちんと耳を傾けてほしいです。(40代女性、患者)
・受診先の先生によって、患者への説明がかなり異なります。何も聞かなくてもいろいろ言ってくれる人もいれば、聞かれたことしか言わない人もいます。もっと先生自身も、患者の気持ちを理解することが大事だと思います。(50代男性、患者)
・胃がん患者でもあり、医療従事者なので、専門用語で話されても、ある程度理解ができます。しかし、普通の人に説明するとなると、労力も必要だし、十分に伝わっていないことも多いと感じます。患者会などに参加すると、やはり医療用語の壁にみんなぶつかっています。自分がこうしてほしいと言うことをうまく伝えられず、「ただ医者の言いなりでしょうがなく治療している」とか聞くことが多いです。(40代女性、患者)
・どこかに、トータル的に診てくれる、看てくれる場所ってないものか。(50代女性、患者)
・現在の病状と治療方法だけでなく、今後起こりうる、複数の可能性についても主治医と相談したいです。ですが、主治医は現状に対してどのように治療していくかに焦点を当てており、「そんなに先のことをいろいろ考えてもしかたがない」と言います。しかし、患者としては、今後に備えたいのです。現状の治療に加えて、今後の治療ことも話題にしてくれる主治医がたくさんいたら、患者の安心感が増すと思います。(60代女性、患者)
・大学病院にかかっていますが、マニュアル通りに診療が進むことが多すぎます。最初は専門の開業医にかかっていましたが、そちらの方が温かく患者一人一人を見守ってくれていました。色んなコミュニケーションと信頼関係があり、癒しがありました。大学病院にかからねばならなくなった今、いざという時がとても不安です。がんを見て、患者の性格や求めているものが見えていないし、見ようともしないし、マイペースに治療を勧めてきます。患者も家族も、病院のそれぞれのスタッフに合わせるばかりです。とても頑張っているのに、心のケアはゼロで辛い日々です。(40代女性、患者の家族)
・患者は分子標的薬等の治療薬の副作用等について知らないから、よほどのことがないと医師に言わないです。一方、医師は患者が訴えないと分かりません。発生頻度の低い副作用は患者固有の体質として終わってしまいます。添付文書に載っていない副作用といえども患者が困っていることには変わりはないのです。そのような場合、患者自信で解決しなければならないのはいかにも不合理です。副作用情報が埋没してしまわないような仕組みが必要ではないでしょうか。患者が欲しいのは困ったときに解決できる情報であって、できない理由を説明してもらっても解決にはならないのです。副作用の可能性について、細大もらさず患者が情報を得られることを切望します。(年齢、立場不明)
・主人の受診している病院は、外科医師1人で、受診日も木曜日の午前中のみです。以前は2人体制でしたが、医師が辞めた後の補充はありません。急に病状が悪くなった場合が心配です。相談事は話せば聞いてもらえますが、緩和ケアなどとても余裕ないのが現状です。胃がん術後に胃もたれが続くので相談したが、術前のようにはならないと言われました。本人のつらさをもう少し理解してもらいたいのですが……(60代女性、患者の家族)
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