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レポート

2015/3/31

セカンドオピニオンや希少がんの病院選びなどで活用

全国48カ所のがん相談支援センターで病院別の治療実績を検索できるシステム導入

福原麻希=医療ジャーナリスト

検索システムで分からないこととは?
 ただし、この検索システムには、以下のような限界もある。

・がんの種類別になるため「原発不明がん」の検索はできない。

・組織型やTMN分類で検索できるが、たとえば「スキルスがん」での検索は不可。

・五大がん(胃・大腸・肝臓・肺・乳腺)以外でも治療法別の検索はできるが、初回治療のみであるため、がん専門相談員はあまりお勧めしていない。

・5大がんはステージ(進行別病期)別の検索も可能だが、日本の分類ではない。本来の治療実績などの国際間の比較のためにデータベースが作られているため、肝がん以外は国際分類(UICC)で入力されている。

・過去に治療を受けた患者数を示すにとどまるため、必ずしもその病院が専門ということではなく、治療後の5年生存率などの治療成績は分からない。

・データベースががん診療連携拠点病院のデータのみ検索対象になっているため、小児がんの治療をしている一部の小児専門病院は院内がん登録が未整備で検索できない。

・院内がん登録は作業に膨大な時間が必要で、約2年遅れで活用できるようになる。このため、検索時点で、治療に対応した医師がその病院に引き続き在籍しているかどうかわからない。このため、同サポートセンターがん専門相談員の櫻井雅代さん(看護師)は「いきなり、病院の外来を予約して診察に臨むのではなく、一度、相談支援センターに連絡して、最新の状況を確認したほうがいいですね」とアドバイスしている。

 がん相談支援センターは受診していない院外からの相談も受け付けている。

 さらに、櫻井さんは「症例数だけで病院を選ぶのではなく、自宅からのアクセスや利便性、今後の治療方針による受診の頻度、緊急時の対応など総合的に考えて、病院やセカンドオピニオン先を選んでいただきたい。症例数は、あくまでも病院選びにおける一つの情報だ」とも強調する。

 なお、本システムの使用は、患者・家族からの相談に限っており、報道や研究・統計などの目的では使わないと公表されている。

 「施設別がん登録件数検索システム」を導入する病院は以下のサイトに記載されている。(このサイトの施設名をクリックすると、「がん相談支援センター」の情報がわかる別ウインドウを開くこともできる)。

「施設別がん登録件数検索システム」本稼働のお知らせ

無料電話相談のがん情報サービスサポートセンター担当スタッフ
「いつでも、何でも相談してください」

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