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レポート

2015/2/24

厚労省の研究班が東京でセミナー開催

遺伝子情報をがんの診療に活用する―遺伝性乳がん卵巣がん― Vol.2

福島安紀=医療ライター

 乳がん、卵巣がんになる確率が一般の人より6〜60倍高い遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)。日本対がん協会とがん研有明病院が2014年12月に、「遺伝性乳がん卵巣がん―遺伝子情報をがんの診療に活用する―」をテーマに東京都内でセミナーを開催した。HBOCに関する厚生労働省の研究班の一般向け発表会として実施したもので、代表のがん研有明病院遺伝子治療部長の新井正美氏ら、我が国のHBOCの研究・治療をリードする医師や研究者7人が講演した。Vol.2では、会場の参加者からの質問に回答したQ&Aセッションの様子を紹介する。



昭和大学病院ブレストセンター長の中村清吾氏

Q1:BRCA1/2を持った乳がんの場合、切除手術を行い10年以上経過しても転移リスクは高いのでしょうか。

A(昭和大学病院ブレストセンター長・中村清吾氏) 乳がんの手術が温存手術であれば同じ側の乳房内にがんが出てくるリスクが普通の方に比べると高いことが予測されます。反対側の乳房についても普通の方に比べると注意していく必要があります。






慶應義塾大学病院産婦人科教授の青木大輔氏

Q2:予防的な卵巣・卵管切除術には保険がききますか。費用はどのくらいかかりますか。

A(慶應義塾大学病院産婦人科教授・青木大輔氏) 残念ながら、今のところ保険はききません。卵巣・卵管だけではなく子宮を取るか取らないかで若干違いますし、病院によっても多少異なりますが、70万〜100万円弱くらいです。

Q3:BRCA1変異陽性、トリプルネガティブです。両側の乳がんを発症し、卵巣がんを予防するために卵巣・卵管切除術も考慮していますがまだ不妊治療をしたいため先に延ばしています。早めに卵巣を切除したほうがいいのでしょうか。

A(青木氏) 「1+1=2」のような定型的な答えはないと思っています。現在の年齢にもよりますが、遺伝カウンセリングをしっかり受けていただくことが大切です。不妊に関してもカウンセリングがありますので、不妊に関してもカウセリングをしっかり受けていただき、ご自身で決定するのが大事なポイントではないかと思います。

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