このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

Report レポート

レポート一覧へ

新着一覧へ

レポート

2014/12/22

〜アイビー千葉(乳がん体験者の会)公開講座〜

乳房再建で「温かく、柔らかく、美しい乳房」を取り戻す Vol.2

森下紀代美=医学ライター

Q6:インプラントに変えたばかりですが、自分が思い描いていた胸とは違い、ショックを受けています。今後、反対側の胸から乳頭と乳輪を移植する手術を受ける予定です。その後で脂肪移植を希望する場合、術後どの位で受けられますか?

A(佐武) インプラントは筋肉の後ろ側に入れ、厚みと形で乳房の形を作っています。その状況で反対側に合わせて乳頭と乳輪を作ると、後でインプラントを脂肪にチェンジした場合、脂肪は筋肉の前側に入れますから、乳頭と乳輪の位置が変わってしまいます。乳頭と乳輪を入れるのは、顔で言うと目や鼻を入れることです。家でも土台があって、屋根や壁を作るのと同じことです。ベースがしっかりしていないまま、乳頭や乳輪をつける手術をしてしまうと、後で修正がききません。土台である胸の膨らみをきれいなものに完成させてから、そこにつける方が良いと思います。まずは主治医の先生とよく相談してください。


Q7:インプラントでの再建を予定しています。後でインプラントの上の部分などに脂肪注入をしたくなった場合、佐武先生の所で脂肪注入だけをお願いすることはできますか?

A(佐武) 可能です。国内の施設では、インプラントを用いた再建後に修正として脂肪を注入するケースは多いと思います。通院治療でできますが、手術は全身麻酔で行います。

横浜市立大学附属市民総合医療センター病棟看護師の岩元絵美氏

Q8:看護師の方が1時間に1回観察すると言われたのはどのような点ですか?また横浜市立大学附属市民総合医療センターの看護の特徴を教えてください。

A(岩元) 私達は1時間毎に患者さんのもとに足を運び、胸を注意して観察しています。ドプラーという機械を使い、血流音に変化がないか、聞こえなくなっていないかなど、小さな変化も見逃さないようにしています。また、手術の時に再建した部分に透明のフィルムが貼られてくるのですが、フィルムの状態から胸の腫れがわかるため、その点にも注意しています。あとは温かさです。患者さんが驚かれる位、私達は細かく観察をさせていただいています。患者さんは苦労をされて胸を作るために来られていて、佐武先生が長い時間をかけて手術をされています。手術をした後の異常を私達が早めに発見できなかったことでその後の治療ができないといったことにならないよう、細心の注意を払って看護しています。

 私達が所属している病棟は個室の病棟で、満床でも15人の患者さんしかいらっしゃいません。他の病棟に比べると患者さんの数が少ないため、一人一人の患者さんに時間をかけて丁寧なケアができます。

この記事を友達に伝える印刷用ページ