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レポート

2014/12/22

〜アイビー千葉(乳がん体験者の会)公開講座〜

乳房再建で「温かく、柔らかく、美しい乳房」を取り戻す Vol.2

森下紀代美=医学ライター

Q4:インプラントの手術を予定していて、今はエキスパンダーが入っている状態です。温かくて柔らかいという特徴はインプラントにはない部分だと思います。まずインプラントを入れて、体力や余裕があれば後で自分の組織で再建することはできますか?

A(佐武) とても現実的な考え方だと思います。最初は社会復帰をする、職場に戻る、家庭に戻ることを前提に、胸のない状態からインプラントで再建して、それで過ごしていただくと、普通に生活できる方が多いです。ただし、違和感がある方は、何年か後に自家組織に変えるという長期的なプランニングでいかれるのが良いでしょう。インプラントも、耐久性や胸の表情の変化から、通常は10数年で交換が必要になりますから、その際に考慮しても良いと思います。


Q5:一期手術、二期手術などでも変わると思いますが、穿通枝皮弁、脂肪注入、Bravaそれぞれのおおよその費用を教えてください。また保険適用される見通しはあるのでしょうか?

A(佐武) まず、穿通枝皮弁を用いる再建ですが、乳がんの手術と同時に再建まで行う場合、保険の3割負担で50万円程かかると思います。エキスパンダーが入っている状態で穿通枝皮弁に変える、乳がんの手術とは異なる時期に行う二次一期、二次二期で行うといった場合、40万円程だと思います。患者さんの収入によって最終的な負担は変わってきます。

 脂肪注入とBravaは、まだ保険で認められていません。国の医療財政事情などを考えると、診療項目として認められるにはまだ数年かかると思います。過去にこれらの方法を用いて行われていた豊胸術などは、科学的な根拠がなかったため、負のイメージが強く残っています。Bravaも一度日本から撤退していましたが、3年程前から交渉し、ようやく2012年から日本に再度ルートを作ることができました。私達は、きちんとしたデータを出して、正式な医療として認められる方向を望んでおり、慎重に進めているところです。

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