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レポート

2014/6/10

倦怠感を解消するポイント Vol.4

無理をせず少しずつ運動量を上げていき、倦怠感を予防・緩和しましょう

加藤勇治

 ウォーキングを始める前と終わったとき、途中で休憩を挟んだときに脈拍数を測ると良いでしょう。脈拍数(=心拍数)は高くなりすぎていませんか? 

 心拍数の目標は、年齢予測最大心拍数の50〜60%程度です。心拍数の目標を算出する計算式は以下の通りです。

倦怠感を予防・軽減するための持久力トレーニングの強度= [(220−年齢)]×0.5〜0.6

 例えば、年齢60歳であれば、80回/分〜96回/分になるぐらいの運動が良いということです。ウォーキングを初めて行う人は、最初は1分間に80回/分程度の速さで歩き、数週間かけて90〜96回/分の早さに上げていくとよいでしょう。

運動の中止基準

 こうした運動は、倦怠感を予防・軽減するために有効ですが、その日の体調によっては運動を中止する必要があります。無理はせず、体調が回復したら再開すれば良いのです。運動を中止する目安は、以下の通りです。

運動を中止する目安
・熱がある(37.5度以上)
・鼻水・咳などの風邪の症状がある。
・いつもより息切れが強い。
・いつもよりだるくて辛い。
・下痢や吐き気がある。
・胸が重苦しい。痛い。

 また、外来で治療を受けたとき、医師から血液検査の結果として、「白血球が減っています」とか「貧血が認められます」、「血小板が減少しています」などと言われたときは注意しましょう。これらの数値の低下は、時間の経過や抗がん剤の休薬・減量などで回復するものですが、低下しているときは感染症にかかりやすい、貧血が起こりやすい、血が止まりにくい、といった可能性があります。医師に、運動をしてもよいか、中止すべきかなど相談するとよいでしょう。

 最後に、高血圧や心臓病、骨・関節の病気があり、循環器科や整形外科を受診している方は、その診療科の主治医に、どんな運動をどのくらい行うかを伝え、運動を行ってもよいか相談すると安心です。

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