このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

Report レポート

レポート一覧へ

新着一覧へ

レポート

2014/3/25

がんナビ読者調査2014から(No.3)

「心のケアもしてほしい」「もっと話を聞いてほしい」―患者が医療に求めるもの

満武里奈=日経メディカル

 がんナビは、読者ががんナビをどのように利用しているか、今後どのようなテーマを取り上げていくべきと考えているかご意見を伺うため、今年も読者調査を実施した。

 2014年1月から2月にかけて実施したがんナビ読者調査(回答168人)には、合計79件の自由記述が寄せられた。

 これらを詳しく見ると、その多くは「心のケア」を求める声だった。「患者やその家族の話をもっと聞いてほしい」「再発への不安にどう向き合ったらよいのか教えてほしい」「心のケアを行うシステムを構築してほしい」などの意見が多かった。今年の読者調査で読者のおよそ半数が「今後取り上げるべきテーマ」として「心のケア」を挙げていたほか(記事はこちら)、昨年の読者調査でもこうした意見は多かったことから(記事はこちら)、現在のがん診療における重要な問題点の1つであることが推測された。

医者が忙しいのは分かりますが、もう少し診察時間を延長してほしいです。がん患者の心のケアは大切な治療だと思います。心をケアするような専門医師が多くなれば、患者の心の悩みはかなり軽減すると思います。(60歳代女性、患者の家族)
再発後の治療に不満を持つ方が多くいると思います。初発よりも(再発時は)、心のケアが生活の質を左右するように思います。初発・再発ともに一貫して同じ医師のもとで治療を継続できれば、精神面も安定し、QOLは上がるのに――と感じることが多々あります。(60歳代女性、元患者)
体を治療すると同時に心のケアもしてほしいです。病院の枠を越えた、心のケアをサポートする機関があればいいと思います。(50歳代女性、患者)
母の担当医と定期的に話す機会がありますが、なかなか十分な時間が取ってもらえません。患者(家族)の立場からすれば、医師にいろいろ聞いてもらうことで「納得感」が得られることが非常に大事だと考えています。病状が改善しなくとも、心理的に救われることで、その効用は病状改善より大きい場合もあるのではないでしょうか。「話すこと」に対する価値をもっと評価するような診療報酬体系などが必要だと思います。(50歳代男性、患者の家族)
医療者のモラルの低下で、患者が必要以上に傷つき苦しむことがあります。例えば、傷を見て「うわ、これはひどい」と言う、「いろいろなストレスで苦しいのですが、どこで相談できますか?」という問いに「そんなものはない。看護師に言うだけ」と答える、患者に聞こえる場所で「亡くなった」と無神経な言葉を使うなど。少なくとも、もし自分だったらと想像して、心のケアも含め、診療してほしいと思います。(40歳代女性、患者)

◆もっと分かりやすく説明してほしい

 診療時間が限られていることをやむを得ないと感じる一方で、もっと診療時間を確保して分かりやすく説明してほしい――という要望も多かった。

兄弟が肺がんになりましたが、担当医の諦めが早すぎると感じました。「手術後の再発には手を打てないし、打つ意味がない」と宣告されました。この方法が一番本人に対して楽なのですと言われましたが、疑問が拭えません。患者本人および家族が勉強する必要性が有ることは言うまでもありませんが、素人が理解できるような説明をすることが医者には必要ではないかと思います。(50歳代男性、患者の家族)
医者から説明を受ける際、患者とその家族が一緒に聞いていても、内容の理解が異なっていることが多々ありました。患者(私)とその家族の間で確執が出てしまう結果となった。コミュニケーションの取り方がまずかったと思いますが、告知を受ける時のいろいろな心の葛藤を医者にも理解してほしいです。(40歳代男性、患者)
  • 1
  • 2
この記事を友達に伝える印刷用ページ