がんナビは、読者ががんナビをどのように利用しているか、今後どのようなテーマを取り上げていくべきと考えているか意見を伺うため、調査を実施した。
調査は、2014年1月14日〜2月6日の3週間で、日経BP社のインターネット調査システムにより実施。その結果、168人の読者から回答をいただくことができた。
今回は、アンケート項目のうち、読者から頂いた要望について発表する。
今後のがんナビで充実すべきがん腫を尋ねたところ、1位は「大腸がん」で44.6%だった。2位は「乳がん」(33.9%)、3位は「胃がん」(33.3%)、4位は「脳腫瘍」(32.7%)、5位は「前立腺がん」(31.0%)という結果だった(図1)。今年は「脳腫瘍」が4位と上位に入ったことが目立っている。
図1 今後がんナビで充実すべきがんは?(複数回答可)
●今後取り上げるべきテーマは「緩和ケア」「心のケア」が大きく順位を上げる
さらに、今後がんナビで取り上げていくべきテーマとして最もポイントが高かったのは「抗がん剤治療」(56.5%)だった(図2)。2位は「抗がん剤に関する最新の臨床試験結果」(56.0%)、3位は「緩和ケア」(51.8%)、4位は「治療全般」と「国内外の学会で発表された情報」(共に51.2%)、6位は「心のケア」(48.8%)、7位は「医療費」(46.4%)、8位は「免疫療法」(45.8%)と続いた。今年は上位に「緩和ケア」、「心のケア」が入ったことが特徴的だった。
図2 今後がんナビで取り上げていくべきテーマは? ?(複数回答可)
次回は、がんナビ読者からいただいた自由記述を紹介する予定だ。