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レポート

2014/3/11

骨転移に対する放射線治療は進歩してきています

加藤勇治

──骨転移が確定した後はどうなりますか。

小泉 今は骨修飾剤と呼ばれる、ビスホスホネート製剤やデノスマブといった良い骨転移治療薬がありますので、まずこの骨修飾薬による治療を行います(図1参照)。また、骨転移と言っても、もともとの原発巣から転移したがん細胞ですから、原発癌の治療である化学療法も重要です。こうした治療が奏効するケースも多く、骨転移をコントロールできることも少なくありません。

図1 骨転移の治療のアルゴリズム(小泉氏による)

小泉 こうした全身治療を行いながら、骨転移がどのような状態にあるかを評価します。中でも最も重要なのは脊椎骨への転移です。脊椎骨に転移があり、脊髄を圧迫していないか、つまり麻痺のリスクが高まっていないかどうかを評価します。また、骨折してしまっているかどうか、あるいは骨折しそうな状態かどうか、そして痛みがあるかどうかを評価します。

 そして、脊髄圧迫がある、既に骨折している、あるいは骨折のリスクが高い場合には、まず手術を検討します。

 ただし、高齢で、合併症があったりすると手術が難しい場合も少なくありません。また、骨転移巣が多数ある場合も手術が難しいことがあります。このような場合、放射線治療の適応となります。

 また、脊髄圧迫や骨折がなくても、痛みなどの症状があって鎮痛剤を投与しても痛みが取れない場合は放射線治療の適応となります。ただし、その場合でも、骨転移巣が少数で放射線治療が効きにくいタイプのがんでは手術を考えた方が良いときもあります。

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