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レポート

2013/3/26

がんナビ読者調査2013から(No.3)

医者とうまくコミュニケーションがとれないという悩みが目立つ

満武里奈=日経メディカル別冊

 2013年1月から2月にかけて実施したがんナビ読者調査(回答243人)には、合計122件の自由記述が寄せられた。

 これらを詳しくみてみると、最も目立ったのは医師とうまくコミュニケーションがとれないという悩みだった。そのほか、高額な治療費に対する不安や不満、がん診療の体制や医療制度を改善してほしいという要望―などに大きく分類された。

◆主治医が忙しそうで本音を話せないというコメントも

 今回の読者調査の自由記述意見で目立っていたのは、医者とのコミュニケーション不足を訴えるコメントだ。診療時間が限られていると患者が遠慮して本音を伝えられていない状況が伺えた。「もう少し話を聞いてほしい」といったコメントやこころのケアを求める声が見られ、現状のがん診療の問題点の一つであることが推測された。

「先生はいつもお忙しそうなので副作用のつらさを話すのがはばかられる空気です。無理だとは思いますが、十分とことん話を聞いてほしいと思う時があります」(50代女性、患者)
「主治医とは8年ほどの付き合いですが、自分の本当の気持ちを話すことはほとんどできません。主治医は患者思いですが、長い付き合いとはいえやはり距離感を感じます。身体の状態は丁寧に説明してくれても、やはり外科医の主治医にメンタル面を聴いてもらうのは無理というもの。『もう治療を辞めたい』―。その心の状態も聴いてもらいたいと考えるものの、やはり口にすることはできず、『身体の状態』だけを簡単に説明することしかできません。同時間に何人もの患者を診る医者、自分だけが時間を取ってはいけないという思いも原因のひとつでしょう。聴きたいことが上手く伝えきれない患者の私にも原因があるのでしょう。私自身が『賢い患者』であったなら主治医との付き合い方も違っていたのでしょう。きっと死ぬまで主治医との距離感は埋められないのでしょう。医者との診療時間がもっと充実出来たら良いのに、と考えます」(50代女性、患者)
「患者よ、もっと医者に語れ!!医者は、占い師でもエスパーでもない。あなたが話さなければ、相手には伝わらない。『顔をみて診察すれば分かるはずだ』などとPC画面と格闘する医者を皮肉る患者もいるが、その医者は、あなたの情報を記録し留める作業で格闘していることを忘れてはいけない」(50代女性、患者)
「乳がん再発患者です。再発して8年近くになります。抗がん剤をあれこれ変えながらここまで来ました。最初は治療に関する事ばかりが気になりましたが、最近では経済的な部分や精神的な部分がより負担に感じられるようになっています。精神腫瘍医やリエゾン看護師などもまだまだ数が少ないのが現状でしょう。せめてどの拠点病院でもそういう医療者がいる相談窓口があればいいなと思います」(50代女性、患者)
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