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レポート

2012/4/13

読者アンケート2012に寄せられた「患者の声」

がんは体だけではなく、心も衝撃を受ける病気です

まとめ;三和 護=日経メディカル別冊編集

◆再発以外の症状にも目を向けて
 外科の先生はみな忙しそうです。がんを見つけてくれたのは嬉しいですが、再発以外は他の症状に興味がないのはちょっと残念です。確かにがんの再発は一番恐れることですが、放射線治療や内服、注射による副作用にも耳を傾けて欲しいと思います。(女性、50代)

◆治った後どうやって生きていくか
 医師に「医学は日進月歩です」と言われたことが忘れられません。最近は技術だけでなく、精神面も大事にしてくれるようになりよくなりました。がんが死に至る病ではなく、治る病気になりました。でも、治った後どうやって生きていくかが、これからの課題なのではと思っています。(女性、50代)

◆QOLをもっと考えた診療を
 乳がんの手術をしたが、がんの専門病院ではないせいか、リンパ浮腫の情報や対処法、精神的ケアなどがほとんどなかった。外科的な観点だけでなく、QOLをもっと考えた診療が普通の病院でもなされたら、と思う。(女性、50代)

◆治療には体力とお金が必要
 がんの治療には体力とお金が必要だと実感しています。体力のない老人に、手術や抗がん剤の投与を行うのは疑問です。痛みを取り除いて、質の高い生活ができるようにするべきだと感じています。(女性、50代)

◆副作用対策は患者と医師の会話から
 血液がんを発症して10年になります。この間の治療法の進歩は目覚しいものがあり、おかげさまで長期生存が可能になっています。反面、新薬は長所ばかりがうたわれがちですが、実際に使用してみると思わぬ副作用が現れます。ところが意外と医師は副作用情報を共有していないように思われることがあり、むしろ患者会などに必要な情報があったりします。患者は気になることは小さなことでも医師に報告し、医師はそれを丁寧に聞き取ることで、副作用対策がもっとできるのではと思います。(女性、50代)

◆患者による副作用の報告を活用して
 分子標的薬など、比較的新しい薬でも、患者が参考にできるような詳しい情報が欲しい。少なくとも医師に尋ねれば回答してもらえるような状況にしてほしい。CT検査のメリット、デメリットのデータを知りたい。患者による副作用の報告を活用してもらえる組織が必要。(男性、70代)

◆日本の薬事行政の矛盾に怒り
 濾胞性リンパ腫の診断を受け、治療のため入院予定です。治療法を色々調べていくうちに非常に摩訶不思議な状況に遭遇しました。それは、健康保険の対象として再発または難治性にしか使えない比較的新しい薬が多いことです。それも、海外では初発の治療で良い結果が報告されているにもかかわらず、患者の立場としては、まったく理解に苦しみます。本音のところは健康保険財政のため初発の治療は、出来るだけ薬価の低い既存の薬でまず治療をさせるという意図なのか、日本の薬事行政の怠慢というか矛盾に強い怒りを感じます。(男性、50代)

◆お金の切れ目が命の切れ目に
 陽子線治療などはお金がかかる。なので自治体や厚労省からの援助や補助がもっとたくさんあるとよい。抗がん剤も同じ。お金の切れ目が命の切れ目になってしまう。(女性、50代)

◆乳がんで年間1万人以上が亡くなっている
 「乳がんは早期なら90%治る」と伝えられていますが、実は年間1万人以上、交通事故の倍以上、亡くなっている病気なのだということをもっと強調してもらいたい。交通事故は老若男女だが、乳がんは99%が成人女性だということで、どれほど多くの人が罹患し死亡しているのかを伝えなければ、世の中の女性は検診にも行かないし、検診受診率も上がるはずはない。早期乳がんならそれこそ医療費は少なくて済みます。進行して見つかり、再発を免れなくなり、エンドレスの治療になる方がはるかに国の医療費はかかるわけなので、早期のがんを発見する検診は意義のあることと考えます。(女性、50代)

回答者のプロフィール

・「患者」が48.9%と半数を占める。「元患者」「患者の家族」を合わせると7割強が患者関連の人となる。ほかは、製薬企業の関係者が8.4%、薬剤師が5.3%などと続く。
・性別では、女性が44.3%、男性が54.2%(無回答1.5%)と、男性がやや多くなっている。
・年齢別では、「50〜59歳」が35.1%で最も多く、「40〜49歳」が27.5%、「60〜69歳」が18.3%と続く。「30〜39歳」も11.5%と多い。
・居住地は、「関東」が53.4%と半数以上を占めている。「近畿」が15.3%、「中部」が13.7%、「中国」が5.3%などとなっている。

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