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レポート

2012/4/13

読者アンケート2012に寄せられた「患者の声」

がんは体だけではなく、心も衝撃を受ける病気です

まとめ;三和 護=日経メディカル別冊編集

 「がんは心も衝撃を受ける病気。精神的につらい時はどこへ相談したらよいのか」「医師や看護師らが忙しすぎるのか、時々物扱いされている気分に陥る」「治った後どうやって生きていくかが課題」。これらは、今回のがんナビ読者アンケートに寄せられた患者の切実な声です。こうした患者の「心の痛みも分かって欲しい」という訴えに耳を傾けるところから、問題解決の糸口が開けていくに違いありません。

 がんナビ読者アンケートでは、読者のニーズをより詳細に把握するために、読者の背景、閲覧頻度、各メニューの利用頻度と評価などについて明らかにしています。調査は、2012年1月17日から2月7日まで、日経BP社のインターネット調査システムAIDAによって実施しました。今回の調査には131人に回答していただきました(プロフィールは末尾に掲載)。以下、アンケートの自由意見欄に寄せられた患者の声から、主なものを紹介します。

イラスト:Toshio Nomura

◆精神的につらい時はどこへ相談したらよいのか
 がんは単に体の病気ではなく、心も衝撃を受ける病気です。私も、罹患して初めてがんがこんなにもメンタルな病気なんだということを実感しています。がんの疑いがあると言われた時から精神的な不安は始まっています。がん専門の精神科の先生がもっと必要だし、がんの告知の段階からメンタルケアは必要です。私の場合、最初に受診した医師は、まるでベルトコンベアーに載せるように手術の日程を告げた。私は、かなり精神的に動揺し、どこに相談に行っていいのか分からなかった。初期の段階からメンタルケアは必要ということと、精神的につらい時はどこへ相談したらよいか相談先を明示して欲しい。(女性、50代)

◆周波数の合う医師との出会いが大切
 医師と患者の信頼関係を築くことが治療の原点だと思っている。周波数の合う医師との出会いが大切だが、「この先生、信頼できるかな」と思っていると、転勤してしまうのは残念です。(女性、60代)

◆治療前に副作用のことをもっと詳しく説明してほしかった
 悪性リンパ腫と診断され抗がん剤治療を受けました。当初は、働きながら外来治療できるとの説明でしたので、私もそのつもりでした。しかし、治療が始まると抗がん剤の副作用のため休職を余儀なくされました。主治医としては治療に伴う副作用は織り込み済みのものだったと思います。でも患者としては、それによって生活が大きく変わります。副作用は個人差があるとの説明は文書では見ていましたが、詳しいことは自分でネットや書物で探すしかありませんでした。治療が終わって1年近くなりますが、今思うことは治療前に副作用のことをもっと詳しく説明されていれば、家族や職場に余計な心配や迷惑を掛けずに済んだのではと考えています。(男性、50代)

◆ゆっくり話を聞くのが心苦しい
 私は血液がんですが、血液内科医師が不足していて、医師が多忙すぎて、ゆっくり話を聞くのが心苦しく感じています。なんとかもう少し血液がんの専門医が増えてくれないか。待遇改善をして、増える方向にもっていってほしいものです。チーム医療が地方のがん拠点病院においても、できてほしいものです。(女性、60代)

◆一人ひとりについて相談にのって
 主治医は手術後は、ホルモン剤の個人的な副作用や、その他の気になる痛み、不調などについてはあまり真剣に取り組んではくれません。病院の宣伝文句ではチーム治療などとうたっていますが、その実態は、忙しい主治医の診察を助手的な医師が代わって診るということになっていると思います。一人ひとりについて、副作用の症状や、再発予防のために真剣に相談にのってくれる医師の紹介をぜひしてほしいです。(女性、50代)

◆物扱いされている気分に陥る
 外来がいつも混んでいて忙しいせいか、医師・看護師によっては、流れ作業的に処理するように点滴・処置をされることがあり、物扱いされている気分に陥ることがままある。またただでさえ不安な状況にあるため、言葉遣いにも気を付けてほしいと感じることがある。心のこもった診療、どんな状況にあっても希望を持てるような医療を求めたい。(女性、40代)

◆一人ひとりにかけられる時間が少ない
 地方と都会では、医療格差があると思う。どこでも、同じレベルの治療を期待する。また、治療法を選ぶのが患者という医師が、増えているように感じる。自分に納得のいく治療を期待したいが、医療側の責任のがれのような気もする。納得いく説明をしてもらい、一緒に考えてほしい。ただ、今の現状だと一人ひとりにかけられる時間が少ないので、難しいかとは思う。(女性、40代)

◆3分診療の1分しか会話しない
 医師はなぜPCの画面ばかり凝視し、外来患者と対面しないのか? 3分診療の1分しか会話しないのが現状と思う。こうした点も含め診療の質についてテーマとした取り上げていただきたい。(男性、70代)

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