このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

Report レポート

レポート一覧へ

新着一覧へ

レポート

2011/12/13

乳がん、再発の不安を乗り越えて Vol.1

「再発を早く見つけても予後は変わらない」は本当か

小山千穂=チャンゴ・ジャパン

再発の症状を知り、気になったら医師に相談を
 現在のところ「術後の定期検査は生存率の向上に寄与しない」というのが世界の共通認識であることに変わりはない。再発後の治療目的は、症状を緩和して質の高い生活が続けられるようにすることにある。乳がん体験者は、再発を疑うための知識を身に付けておくことが大切だ。

 「腰が痛いので整骨院でマッサージをしてもらっているけれど、なかなか治らない」と思っていたら骨転移だった、「ものがぼやけて見えるようになってきたけど、もう年だし・・・」と思っていたら脳転移だった、ということもある。原因が乳がんの再発と分かれば、治療によって速やかに症状を和らげることが可能だ。

 乳がんは、骨、脳、肝臓、肺に転移しやすい。転移による主な症状は表の通りだが、これ以外にも「いつもと違う症状があれば、何でも主治医に伝えてほしい」と岩田氏は強調する。

乳がんの転移が疑われる主な症状
●脳転移
頭が痛い
吐き気や、めまいがする
ものが二重に見える
●骨転移
ぶつけたりひねったりしたわけではないのに骨が痛い
●肝転移
だるい、食欲がない
●肺転移
熱はないのに乾いた咳が出る

これらの症状が1週間以上続くようなら主治医に相談を。これ以外にも体調の変化があれば何でも主治医に報告しよう。

 患者も医師も「治療によって再発後の予後を改善したい」という願いは一つ。実際、全生存期間(OS)の延長が期待できる新薬も登場した。次回は「新薬登場で乳がん再発治療はどのように変わるか」について取り上げる。

この記事を友達に伝える印刷用ページ