このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

Report レポート

レポート一覧へ

新着一覧へ

レポート

2011/8/9

親ががんになったとき、子どもに何をどう伝えるか

「話しても分からない」「隠しておいた方がいい」なんて思わないで!

黒住紗織=日経ヘルスプルミエ

 「3つのC」を伝えると同時に、親の入院中は誰が世話をするのか、食事は誰が作るのかといった日常生活のサポート体制についても明確に話をすることが重要だ。「特に年齢の低い子どもにとっては、自分の生活がどうなるかということが重要関心事です」と大沢氏。
 
 加えて、治療計画や治療に伴う体の変化を説明することも大切。病院でどんな治療を受けているのか、その治療にはどのような副作用が予想されるのかなど、年齢に応じて分かりやすく話すのだ。また退院後、入浴時などに手術の痕を見せて「お医者さんがここを切ってがんを取ってくれたから、もうがんはないはず」などと話すのもよいという。

 親ががんと聞けば、誰しもショックを受ける。しかし、そのショックは一定期間を経れば落ち着くもの。ショックを与えることを恐れて子どもにがんのことを隠すのではなく、話すことが互いの信頼関係を築く上でも、また互いのストレスを減らす意味でも、とても有効であることを知っておいてほしい。

※ Hope Tree(ホープツリー)
Hope Treeのサイト(http://www.hope-tree.jp/)。
 米国MDアンダーソンがんセンターのチャイルド・ライフ・スペシャリストであるマーサ・アッシェンブレナー氏が立ち上げた「がんと診断された親とその子どもを、診断時、治療中、終末期に支えるプログラム(KNITプログラム)」に啓発されて2008年に立ち上げられたグループ。大沢氏のほか、小児科医、臨床心理士、看護師、チャイルド・ライフ・スペシャリストらの医療従事者がメンバーだ。
  KNITプログラムを参考にした情報提供活動のほか、独自の調査研究、親子の情報交換をサポートするコミュニケーションツールの開発などを行っている。Hope Treeの活動は、厚生労働科学研究費補助金(がん臨床研究事業)「働き盛りや子育て世代のがん患者やがん経験者、小児がんの患者を持つ家族の支援の在り方についての研究」班のサポートを受けている。
  Hope Treeのサイト(http://www.hope-tree.jp/)では、がん医療に関わる専門家、がん患者双方を対象に情報を発信している。先行する米国の研究事例の翻訳や、MDアンダーソンがんセンターでの取り組みを紹介するDVDのほか、Hope Treeのメンバーが回答者になって想定質問に答えるQ&Aコーナーなどもある。また、子どもとがんについて話し合うきっかけ作りに役立つ絵本などの紹介もしている。
  なお、Hope Treeでは、啓蒙サイトの運営や各種調査、フォーラムの開催、プログラムの開発などの活動を維持し、さらに広げるため、寄付を募っている(振込先:みずほ銀行 中目黒支店 普通2031927 ホープツリー)。
この記事を友達に伝える印刷用ページ