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レポート

2011/3/29

乳房再建手術で胸の形はどうなる? 

写真家・荒木経惟氏が乳房再建手術を体験した19人のヌードを激写

伊藤左知子=医療ライター

全国の医療機関に写真集を贈呈するプロジェクトも
 真水氏は手術後、患者会に参加し、かつての自分のように、乳がんと宣告され、途方に暮れている患者さんと接し、乳房再建手術を受けた自分の胸を見てもらうなどして、情報を提供している。「乳がんと宣告され、最初は触れると壊れてしまいそうだった人が、帰る頃には目を輝かせていました。数日後に会うと、手術を決めましたと、別人のように明るい顔になっていたのです」(真水氏)。

モデルとなったのは、
「この体と一緒に生きていく」と誓った、
自分自身との約束を果たすため。
日々回復していくおっぱいの頑張りに、
私も負けてなどいられません。

〜本書モデルの大阪府37歳(撮影時)コメントより〜

 しかし「患者会に来られる人や、都会にいて情報を入手できる人はまだいいのですが、地方にいると情報を得ることもなかなか難しい。そういう人にこそ、こういう本が必要だと思うのです」と真水氏は話す。

 そこで、真水氏らは、1人でも多くの乳がん患者に乳房再建手術のことを知ってもらいたいと、寄付金を募り、全国の乳癌学会所属の乳腺専門医と乳がん看護の認定看護師(合計約810人)のもとへ、この写真集を寄贈するプロジェクトを進めている。

 2011年1月末までに寄付金は100万円を超え、目標の半数に当たる全国各地の医療機関に勤務する162人の乳がん看護の認定看護師と乳腺専門医246人に、写真集を月発送した(2011年3月6日現在)。引き続き、残る乳腺専門医にも寄贈していく予定で、募金を続けている。

 日本人女性のおよそ16人に1人が乳がんにかかる時代。早期発見・早期治療で命は助かっても、手術で乳房をなくした女性の喪失感は計り知れない。「乳がん治療は、再建手術まで含めて治療だと思います。しかし、乳房再建手術を、美容整形のようにとらえ、ためらう患者さんも少なくないのが現状です」と真水氏は話す。

 「心が元気でなければ、その後の抗がん剤治療などもがんばれないと思うのです。心の健康を取り戻してくれるのが乳房再建手術だと思います」と真水氏は乳房再建の必要性を強く語った。

「乳がん患者さんを勇気づけるプロジェクト」
 オフィシャルサイトhttp://www.stp-project.com/homeでは、全国の医療機関に本書を配布するための寄付金を募っている。1人でも多くの乳がん患者に乳房再建手術を知ってもらうためのチャリティーに、興味・関心がある方は上記オフィシャルサイトから「写真集を全国の医療機関へ!」のページにアクセスしてほしい。

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