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2006/8/8

「がんを生きるガイド」で好評だった記事は?

治療の初期情報や女性のがんで高いニーズ

 がんナビの主な読者である、がん患者やその家族、医療関係者はどんな情報を求めているのだろうか? 「がんを生きるガイド」のページビュー(PV)を分析してみたところ、治療の過程では、比較的初期の段階における情報を求める人が多く、また、がんの種類別では、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなど、女性に関連するがんの情報ニーズが比較的高いことが分かった。


 「がんナビ」のメインコンテンツである「がんを生きるガイド」では、どの記事がどれだけ閲覧されたのだろうか? これを明らかにするため、今年4月から7月末までのPVを調べてみた。

 「がんを生きるガイド」のコンテンツ全体のPVは、約5万6000だった。これを、まず章単位で比較したところ、「第1章 知っておきたい基礎知識」が26.8%で最も読まれていた。次が「2章 標準治療のエッセンス」(19.8%)で、この2つの章だけで46%のPVを獲得していた。以下、「5章 進行がんと生きる」(15.0%)、「3章 闘病の味方を知る」(14.7%)、「4章 『こころ』の動きの対処法」(12.3%)、「6章 残された時間を過ごす」(11.3%)の順だった。

 基礎知識と標準治療のエッセンスがよく読まれていたのは、がんの治療過程でいうなら比較的初期の情報を求める人が少なくなかったからであろう。ただ、他の章も10〜15%のPVを得ており、「『がん難民』の発生を抑えるため、幅広く役立つ情報を提供する」という「がんナビ」の目標は、ある程度、達成できたと言えそうだ。

 第2章の「標準治療のエッセンス」のPV分析からは、がんの種類別の情報ニーズが推し測れた。第2章の中で最もPVが多かったのは「乳がん」 の22.5%。 次いで「肺がん」が15.0%、「大腸がん」が14.9%、「子宮頸がん」が12.0%と続いた(図)。 乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの合計が41%であり、ネット上では、女性に関連するがんの情報ニーズが高いことがうかがえた。

トップ3は、乳がん、肺がん、大腸がん

記事ランキングから浮かび上がるキーワード
 「がんを生きるガイド」の記事ごとにみていくと、対象調査期間で最も注目された記事は、「ガイドラインと標準治療 検査法や治療法選びの入り口」だった。「乳がん 標準治療のエッセンス」が2位、「再発時の化学療法 標準治療ができる医師を探そう」が3位と続いた(表参照)。

 上位3本に共通するのは、「標準治療」というキーワードだった。がん治療において施設間格差がいわれて久しい中、「標準治療」を追い求める患者や家族、あるいは医療関係医者が少なくないことを物語っていよう。裏を返せば、現在の治療法を確認したいという意志の表れでもある。

 最後に、章ごとの記事ランキングを見ておきたい。第1章では、「がんの告知 感情は我慢せず表に出そう」が注目できる。「告知」は当然のキーワードだが、「感情表出」もその一つに違いない。「感情を表に出す」行為は、患者本人の孤立を避けることにつながっていくからだ。第3章では、「お金の悩み対処法」が上位に来ている。治療費などの「お金」の問題は、やはり共通の悩みなのだ。

 第4章では、「がんと性生活」が章の1位だった。これまで、どちらかといえば語られる機会が少なかった「性生活」は、今後、大切なキーワードになっていきそうだ。第5章では、進行がんという章であるため、「再発」は基本のキーワードになる。その中で、「未承認薬を使う」が2番目につけたのは、がんの薬物療法への期待の表れといえようか。第6章では、「良い緩和ケアの選び方 格差を知り情報を十分に集める」が1位だった。ここでも、「標準」と表裏の関係にある「格差」がキーワードとして現れている。

(三和 護)

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