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2018/5/8

5剤抵抗性の難治性多発性骨髄腫に選択的核外輸送たんぱく質阻害薬selinexorが有望な結果

横山勇生=編集委員

 米Karyopharm社は4月30日、経口選択的核外輸送たんぱく質阻害薬SINE)であるselinexor (KPT-330)が、5剤抵抗性の難治性多発性骨髄腫(MM)患者を対象とした単群オープンラベル多施設フェーズ2b試験STORMにおいて有望な結果を示したことを発表した。

 STORM試験は、5剤(レナリドミド、ポマリドミド、ボルテゾミブ、カルフィルゾミブ、ダラツムマブ)抵抗性の難治性多発性骨髄腫(MM)患者を対象に、4週間を1サイクルとして週2回、selinexor 80mg、デキサメタゾン20mgを投与した。

 試験の結果、主要評価項目である奏効率が25.4%。そのうち完全奏効(CR)が2例、非常に良い部分奏効(VGPR)または部分奏効(PR)が29例に認められた。主な副次評価項目である奏効期間(DOR)中央値は4.4カ月だった。

 selinexorについては、多発性骨髄腫を対象にボルテゾミブと低用量デキサメタゾンとの併用療法を評価する無作為化フェーズ3試験BOSTON、低用量デキサメタゾンとの併用療法試験STORM、多発性骨髄腫の治療薬として承認されている薬剤との併用効果を検証する試験STOMP、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を対象とした試験SADAL、脂肪肉腫を対象とした試験SEALなどが行われている。

 小野薬品が、selinexorと第2世代の経口XPO1阻害薬KPT-8602の、日本、韓国、台湾、香港およびASEAN諸国における独占的な開発、商業化権を保有しているが、日本での開発は未定である。

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