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2018/3/8

抗HER2抗体薬物複合体DS-8201の大腸癌を対象にしたフェーズ2が開始

横山勇生=編集委員

 第一三共は3月8日、抗HER2抗体にトポイソメラーゼ阻害薬DXdを結合させた製剤であるDS-8201(trastuzumab deruxtecan)の進行大腸癌を対象にしたフェーズ2試験で、最初の患者への投与を開始したと発表した。

 HER2は大腸癌細胞の約3%に過剰発現しており、癌の増殖に関わるEGFR(上皮成長因子受容体)を阻害するセツキシマブやパニツムマブなどの薬剤への耐性獲得などに関与している可能性が示唆されている。現在、HER2を標的にした大腸癌治療薬は実用化されていない。

 開始されたフェーズ2試験は、RAS/BRAF野生型で、2つ以上の標準治療歴のある、HER2を高発現している(HER2陽性)再発・進行性大腸癌患者を対象に、薬剤の有効性と安全性を評価する。主要評価項目は全奏効率。日米欧で約50人が登録される予定だ。その後、HER2低発現の患者を対象とした探索的評価も予定されている。

 試験は全部で3つのコホートから構成される。まずHER2陽性(IHC3+かIHC2+/ISH+)の患者を対象としたコホートAが開始された。次にIHC2+/ISH−を対象としたコホートB、IHC1+を対象としたコホートCが予定されている。

 試験の情報は、日本医薬情報センターのホームページで見ることができる( JapicCTI-173808)。またClinicalTrials.govには患者登録中の施設が掲載されており、国立がん研究センター東病院、北海道大学病院、九州がんセンターが挙げられている。

 問い合わせ先は、第一三共の臨床試験情報公開窓口(dsclinicaltrial@daiichisankyo.co.jp)。

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