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2018/2/23

抗体薬物複合体DS-1062の非小細胞肺癌を対象としたフェーズ1が開始

横山勇生=編集委員

 第一三共は2月23日、TROP2を標的とした抗体薬物複合体DS-1062の再発・進行性の非小細胞肺癌を対象としたフェーズ1試験で、最初の患者への投与を開始したと発表した。

 DS-1062は、先に臨床試験入りしている同じ第一三共のDS-8201、U3-1402同様に、標的の癌細胞だけでなく細胞膜を透過することで周囲の癌細胞も殺傷できるため、高い抗腫瘍効果が期待されている。DS-8201については、フェーズ1試験における乳癌や胃癌で良好な結果が報告されている。

 TROP2は、肺癌など様々な癌細胞の細胞膜上に過剰発現し、癌細胞の増殖促進、転移、薬剤への耐性獲得などに関与していると考えられている。DS-1062は、癌細胞膜上のTROP2に結合して細胞内に取り込まれた後、薬物部分がリンカーから切り離され、トポイソメラーゼIを阻害し、殺細胞効果を発揮する。

 開始されたフェーズ1試験は、日本と米国で再発・進行非小細胞肺癌を対象に行われるもので、2つのパートから構成されている。パート1ではDS-1062の投与量を段階的に増やしながら安全性と忍容性を評価し、最大耐用量と推奨用量を決定する。パート2では推奨用量での安全性と忍容性に加え、予備的有効性なども評価する。パート2には約40人が登録される予定。また、その後に、TROP2高発現のその他の固形癌患者を対象とした追加的評価も予定しており、全体としては約160人が登録される。

 なお、clinicaltrials.govには、日本の治験施設として国立がん研究センター中央病院が掲載されている。

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