このページの本文へ

がんナビ

がんナビについて

がん患者さんとその家族のために、がんの治療や患者さんの日々の生活をナビゲートします。

がん種から情報を探す

  • 乳がん
  • 肝がん
  • 大腸がん
  • 腎がん
  • 胃がん
  • 肺がん
  • 食道がん
  • 前立腺がん
  • 子宮頸がん
  • 膵がん
  • 卵巣がん
  • その他のがん

News ニュース

ニュース一覧へ

新着一覧へ

ニュース

2017/12/26

進行腎細胞癌へのateaolizumabとベバシズマブの併用がPD-L1発現陽性患者でスニチニブよりPFSを延長

横山勇生

 中外製薬は12月11日、進行腎細胞癌に対する抗PD-L1抗体ateaolizumabとベバシズマブの併用が、PD-L1発現が1%以上の患者において、スニチニブよりも研究グループの評価による無増悪生存期間(PFS)を有意に延長したと発表した。国際共同フェーズ3試験であるIMmotion151の結果、主要評価項目の1つが達成された。

 IMmotion151試験は、未治療の進行腎細胞癌患者対象としたオープンラベル無作為化多施設共同フェーズ3試験。915人をateaolizumab+ベバシズマブ群とスニチニブ群に割り付けて行われた。主要評価項目はSP142キットを用いて、免疫細胞におけるPD-L1の発現が1%以上の患者でのPFSとITTを対象とした全生存期間(OS)。

 今回、免疫細胞でのPD-L1の発現が1%以上の患者でのPFSの延長が認められた。リスクファクターにより層別化した全ての患者グループ(低・中・高リスクグループ)で、PD-L1陽性患者でateaolizumab+ベバシズマブ群が良かった。なお、OSについてはイベント数が不足している段階だ。

 なお、既に未治療の進行淡明腎細胞癌患者を対象に、ニボルマブとイピリムマブの併用療法とスニチニブ単剤投与を比較したフェーズ3試験CheckMate-214の結果が発表されている。中および高リスク患者のOSの中央値はニボルマブとイピリムマブの併用療法が全体として有意に優れることが明らかとなっている。また、PD-L1発現が1%以上の場合のPFS中央値は、併用療法群が有意に良いことも発表されている。

 IMmotion151試験の詳細は不明だが、今後、進行腎細胞癌に対する治療戦略について議論となりそうだ。

この記事を友達に伝える印刷用ページ