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2017/12/5

子宮癌肉腫に抗HER2抗体薬物複合体製剤DS-8201を投与する医師主導治験が開始

横山勇生

 国立がん研究センターは、12月4日、子宮癌肉腫を対象に、抗HER2抗体にトポイソメラーゼ阻害薬であるDXdを結合させた製剤DS-8201を投与する医師主導治験(試験略称: NCCH1615、STATICE、UMIN試験ID: UMIN000029506)を開始したと発表した。

 DS-8201は、第一三共から治験薬として無償提供される。試験は国立がん研究センター中央病院、埼玉医科大学国際医療センター、静岡県立がんセンター、愛知県がんセンター中央病院、兵庫県立がんセンター、四国がんセンター、九州がんセンターの全国7施設で実施される。

 子宮癌肉腫は、年間約450例発生する希少癌の1つ。切除不能の子宮癌肉腫に対する薬物療法は、子宮体癌に準じて行われるが選択肢は限定的である。また、閉経期以降の女性に多く発生し、乳癌などで用いられるタモキシフェンの長期投与や骨盤への放射線治療と関連して発生することも報告されているという。そして子宮癌肉腫においては、HER2蛋白質が過剰発現していることが報告されている。国立がん研究センター中央病院で治療を実施した患者の腫瘍組織を解析したところ、HER2が3+と判定された患者が8.3%、HER2が2+と判定された患者が36%、HER2が1+と判定された患者が33%、HER2陰性と判定された患者が23%となり、約半数の患者でHER2が2+以上である過剰発現患者だった。

 なお、今回の試験は、子宮癌肉腫に発現するHER2蛋白質を標的とした分子標的薬として、世界初の医師主導治験だという。

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