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2017/5/8

EGFR変異陽性NSCLCへのアファチニブ投与で1割が3年以上効果が持続、減量しても長期の効果【ELCC2017】

横山勇生

 EGFR変異陽性進行非小細胞肺癌(NSCLC)に1次治療としてアファチニブを投与した患者の約1割で、3年以上効果が持続することが分かった。また、長期間効果が得られた患者には忍容性に応じて投与量を減量した患者が多く含まれ、減量しても持続的に投与することが重要であることも示唆された。アファチニブを1次治療として投与したフェーズ3試験LUX-Lung3、LUX-Lung6、フェーズ2試験LUX-Lung7の事後解析の結果、示されたもの。3年以上アファチニブを投与されている患者を対象とした。

 5月5日から8日までスイス・ジュネーブで開催されたEuropean Lung Cancer Conference(ELCC2017)で、ドイツWest German Cancer CenterのM. Schuler氏によって発表された。

 フェーズ3のLUX-Lung3試験、LUX-Lung6試験、フェーズ2のLUX-Lung7試験のいずれも、3B期/4期のEGFR変異陽性NSCLC患者を対象とし、アファチニブ群は1日あたり40mgが投与された。

 事後解析の結果、LUX-Lung3試験で長期間効果が得られていたのは229人中24人(10%)、LUX-Lung6試験では239人中23人(10%)、LUX-Lung7試験では160人中19人(12%)だった。事後解析時点でも、LUX-Lung3試験の6人、LUX-Lung6試験の9人、LUX-Lung7試験の14人で投薬が継続されていた。LUX-Lung7試験のゲフィチニブ群で長期間の効果が得られていたのは4%だった。

 アファチニブで長期間効果が認められた患者のベースラインでの特徴は、一般的には患者全体と一致していたが、女性の比率が高いこと(LUX-Lung3試験とLUX-Lung6試験のみ、全体では64%だったが、LUX-Lung3試験で92%、LUX-Lung6試験で78%)、del 19の患者の比率が高いこと(全体では49%から58%だったが、長期間効果の患者では63%から79%)だった。また、脳転移のあった患者が5人含まれていた。

 長期に効果が得られた患者の全生存期間中央値は、死亡者数が少なく計測不能だった。全生存期間(OS)の観察期間中央値はLUX-Lung3試験が64.6カ月、LUX-Lung6試験が57.0カ月、LUX-Lung7試験が42.1カ月だった。副作用による投与量の減量の頻度は、3件の試験で一致していた。長期に効果が得られた患者の腫瘍量の変化は、データが得られた患者のうち、完全奏効が5人(8%)、部分奏効が47人(71%)だった。奏効率はそれぞれの試験で全体の奏効率よりも高く、LUX-Lung3試験が71%、LUX-Lung6試験が78%、LUX-Lung7試験が89%だった。

 3件の試験で長期間効果が得られた患者の後治療の頻度と期間はそれぞれの試験の全体のものと同様だった。解析時点で、長期間効果が得られた患者においてアファチニブ投与が終了し少なくとも1件の後治療を受けていたのは37人中22人(59%)だった。

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