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2015/7/27

腎細胞癌を対象に抗PD-L1抗体とベバシズマブの併用フェーズ3が開始、ベバシズマブの免疫抑制に対する効果を期待

横山勇生

 中外製薬は、腎細胞癌を対象に、抗PD-L1抗体atezolizumabとベバシズマブを併用投与する国際共同フェーズ3試験が6月に開始されたことを明らかにした。

 開始されたフェーズ3試験は、進行腎細胞癌患者の1次治療として、スニチニブとatezolizumab-ベバシズマブの併用を比較するもの。中外製薬によると、VEGF-Aが腫瘍免疫において免疫抑制状態に関与していることから、ベバシズマブとatezolizumabの併用が有効になり得ると考えているという。ベバシズマブはVEGFに拮抗することで、免疫抑制的に作用するサイトカインや腫瘍部位に浸潤する骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)や抑制性T細胞(Treg細胞)を抑えるとしている。

 試験は、併用群にはベバシズマブを42日間を1サイクルとして1日目から22日目まで15mg/kg投与、atezolizumabを42日間を1サイクルとして、1200mgを1日目から22日目まで投与する。対照群には42日間を1サイクルとして1日目から28日目までスニチニブを毎日50mg投与する。患者登録数は全体で550人を想定している。

 また、中外製薬は、AKT阻害薬であるipatasertibの固形癌を対象にしたフェーズ1試験を6月に開始した。去勢抵抗性前立腺癌への応用を視野に入れている。

 なお、固形癌を対象にしていたPI3K阻害薬pictilisibの開発は中止した。2015年第1四半期にスイスHoffmann-La Roche社のポートフォリオから削除された事を受けて、海外での今後の開発の可能性を考慮し中外での対応を検討した結果、中止するに至ったという。

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