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2015/6/23

化学療法抵抗性RAS野生型で転移のある大腸癌に対しパニツムマブはOSを有意に改善

八倉巻尚子=医学ライター

 米Amgen社は6月18日、化学療法抵抗性KRAS exon2野生型で転移を有する大腸癌において、パニツムマブとbest supportive care(BSC)の併用療法を評価したフェーズ3試験(Study 0007)で、全生存期間(OS)が有意に改善し、主要評価項目に達したと発表した。またパニツムマブによりRAS野生型(KRAS exon 2,3,4変異およびNRAS変異がない)患者においてもOSが改善した。

 試験は国際的多施設共同無作為化オープンラベル試験として実施された。化学療法抵抗性、KRAS exon2 野生型で転移を有する大腸癌患者を、パニツムマブ(6mg/kgを14日毎に投与)とBSCを併用する群とBSC単独群に1:1の割合で割り付けた。

 主要評価項目はOS、副次評価項目はKRAS野生型患者における無増悪生存期間(PFS)、RAS野生型患者におけるOSおよびPFSであった。

 この結果、パニツムマブ群では主要評価項目であるOSは統計的有意に改善し、副次評価項目も有意に改善した。パニツムマブ群で観察された有害事象はこれまでに報告されていた安全性プロファイルと一致していた。詳細な結果は今後開催される学術集会で報告され論文化される予定。

 パニツムマブは米国では2006年9月に単剤療法として、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンを含む治療で増悪したEGFR陽性の転移を有する大腸癌患者を対象に承認された。また2014年5月に、パニツムマブはFOLFOXとの併用で、KRAS exon2野生型の転移を有する大腸癌患者のファーストライン治療として承認されている。

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