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2015/1/16

高齢者HER2陽性進行胃癌にS-1とトラスツズマブの併用は有望な抗腫瘍活性を示し副作用も管理可能【ASCO-GI2015】

横山勇生

 高齢者HER2陽性進行胃癌に対して、S-1とトラスツズマブの併用は有望な抗腫瘍活性を示し、副作用も管理可能であることが明らかとなった。フェーズ2試験JACCRO GC-06の結果、示されたもの。1月15日から17日まで米国サンフランシスコで開催されているGastrointestinal Cancers Symposium(ASCO-GI2015)で、愛知県がんセンターの舛石俊樹氏によって発表された。

 JACCRO GC-06試験は、HER2陽性進行胃癌患者で、65歳以上、胃癌に対して化学療法、放射線治療を受けていない患者を対象に実施された。患者には42日間を1サイクルとして、1日目から28日目までS-1(体表面積によって80mgから120mg)を投与し、トラスツズマブは1日目と22日目に体重1kgあたり6mgを投与した(初回のみ体重1kgあたり8mg)。期待奏効率は35%だった。

 試験には2012年3月から2014年2月までに51人の患者が登録され、50人が実際に投薬を受けた。37人が男性、年齢中央値は71歳(65-85)。HER2の状態はIHC3+が36人、IHC2+でFISH陽性患者が14人だった。

 試験中止理由で最も多かったのは病勢進行で36人(77%)を占め、副作用によるものは3人(6%)だった。治療コース数中央値は3(1-17)、Relative Dose intensityはS-1が88%、トラスツズマブが100%だった。

 完全奏効(CR)は6%(3人)、部分奏効(PR)は34%(17人)、病勢安定が46%(23人)で、奏効率は40.0%(80%信頼区間:31.1-48.9、95%信頼区間:26.4-53.6)、疾患制御率は86.0%(95%信頼区間:76.4-95.6)だった。

 副作用で多く認められたのは、全グレードでは、食欲不振(64%)、貧血(60%)、不快感(54%)、下痢(50%)などだった。グレード3以上の副作用は貧血が12人(24%)、白血球減少が6人(12%)、食欲不振が6人(12%)、好中球数減少が5人(10%)、下痢が5人(10%などだった。

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